週刊 イースト。 「知らなくていいコト」 東源出版(週刊イースト)のロケ地はどこ?

脚本家・大石静が『知らなくていいコト』で示した、「不倫報道」への違和感!?(碓井広義)

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知らなくていいコト Shiranakute Iikoto ジャンル 脚本 演出 狩山俊輔 久保田充 内田秀実 出演者 音楽 エンディング 「素晴らしき嘘」 国・地域 言語 時代設定 2019年 - 2020年 2023年4月 製作 チーフ・ プロデューサー 西憲彦 プロデューサー 小田玲奈 久保田充 大塚英治(ケイファクトリー) 制作 (制作協力) 製作 放送 放送チャンネル 日本テレビ系 映像形式 音声形式 副音声による 放送国・地域 放送期間 - 放送時間 水曜 22:00 - 23:00 放送枠 放送分 60分 回数 10 『 知らなくていいコト』(しらなくていいコト)は、からまで系「」で放送された。 主演は。 脚本を担当するのオリジナル作品。 週刊誌記者として働く女性が母親から言われた父親に関する事実を知り、人生最大のスクープにぶち当たる過程を描く。 あらすじ [ ] 週刊誌『週刊イースト』の女性記者・真壁ケイトは、仕事も恋も順調な日々を送っていた。 そんなある日、女一つ手で自分を育ててくれた母親が急死してしまう。 母は最期に、今まで一度も話したことのなかったケイトの父にして、有名なハリウッドスター・を告げて他界してしまう。 ケイトは自身の出生の謎と父の秘密に迫る。 キャスト [ ] 真壁ケイト(まかべ けいと)〈32〉 演 - 本作の主人公。 週刊誌「週刊イースト」編集部記者、特集班・黒川班に所属。 1987年8月生まれ。 自信家だが人懐っこい。 口癖は「どもっ! 通称「イーストの」。 頭の回転は早い方で、見出しを考えるのも得意。 黒川のデスク代理を務める。 亡くなる前の母・杏南から父親に関する衝撃の事実を知ることになり、人生最大のスクープにぶつかる。 最終話終盤では特集班の班長に就任した。 尾高由一郎(おだか ゆういちろう)〈35〉 演 - 動物カメラマン。 ケイトの元彼。。 1984年12月16日生まれ。 元報道カメラマンだったが、とあるスクープ後に動物カメラマンに転向した。 野中春樹(のなか はるき)〈28〉 演 - ケイトの彼氏。 結婚の約束までしていたが、ケイトの父親に関する事実を聞き、第1話で別れを告げた(別れてからは敬語を使っている)。 「週刊イースト」編集部の記者(連載班・東山班所属)。 ケイトと別れてからは愛花と付き合っているが、次第に相手にされなくなっていく。 麻布高校卒業。 部活は将棋部だった。 一人称は「僕」。 最終話で「週刊イースト」を退職。 最終話終盤では、小説家・作家に転身している。 小野寺明人 演 - 特集班 黒川班記者。 髪型がアフロで黒川から「取材時に悪目立ちする」と思われている。 倉橋朋美 演 - 特集班 倉橋班・デスク。 小泉愛花 演 - 連載班 東山班記者。 ケイトと野中が別れてから野中と付き合う。 仕事はできる方らしく、要領も良いため、倉橋からスカウトされる。 鮫島裕二 演 - 特集班 鮫島班・デスク。 柴崎・ウッディ・健太 演 - WEB班 内山班記者。 田淵隆太 演 - グラビア班 田淵班・デスク。 佐藤幸彦 演 - 特集班 黒川班記者。 「ケイトチルドレン」を自称。 福西彰 演 - 特集班 黒川班記者。 小泉とは同期。 ゆとりらしい発言や呑気な行動が多く、黒川から叱責されている。 最終話終盤では、ケイトの下で働いている。 木嶋涼太 演 - 特集班 鮫島班記者。 小林英明 演 - 特集班 倉橋班記者。 市川武 演 - グラビア班 田淵班カメラマン。 内山英嗣 演 - WEB班 内山班・デスク。 東山秀則 演 - 連載班 東山班・デスク。 黒川正彦 演 - 特集班 黒川班・デスク。 関西弁で話す。 最終話終盤では「週刊イースト」の編集長に就任。 里見花乃 演 - 編集部 庶務係。 尾高にも優しく声をかけてくれる。 尾高みほ(おだか みほ) 演 - 尾高の妻。 1984年4月22日生まれ。 最終話では尾高と離婚。 子供を置いて行方を晦ました。 真壁杏南(まかべ あんな)〈62〉 演 - ケイトの母。 慶英大学文学部英米文学科卒業。 著名な映画評論家であり字幕翻訳家。 マスコミにも積極的に出演していた。 収録直後に突然倒れてしまい、意味不明な言葉を残し、くも膜下出血で息を引き取る。 生前、尾高にはケイトの父親に関する秘密を伝えていた。 岩谷進(いわたに すすむ)〈52〉 演 - 「週刊イースト」の編集長。 妻は同業者で「週刊世界」編集長。 最終話終盤では「週刊イースト」の編成局長に就任した。 乃十阿徹(のとあ とおる) 演 - ケイトの父親。 実は30年前に世間を震撼とさせた殺人事件を起こしたとされる男。 出所後は自転車屋を営んでいる。 ゲスト [ ] 第1話• 浅井マネージャー -• 多賀笑子(たが えみこ) - 第2話• 山際篤夫(やまぎわ あつお) -• 笹野明奈(ささの あきな) - 第3話• ミミコ近藤 -• 菅井 - 第4話• ジーザス富岡(ジーザスとみおか) -• 翔の彼女 -• 中島光 -• 生方康三(うぶかた こうぞう) -• 神崎光一(かんざき こういち) -• 生田(いくた)プロデューサー - (第9話) 第5話• 沖田秀則(おきた ひでのり) -• 長谷部(はせべ)刑事 -• 石川(いしかわ)弁護士 - 第6話• 高村(たかむら)弁護士 - (第9話)• 桜庭洋介(さくらば ようすけ)〈35〉 -• 桜庭和美(さくらば かずみ) - (第7話)• 吉澤文香(よしざわ ふみか)〈26〉 - 第7話• 丸山(まるやま)シゲオ -• 笹美鈴(ささ みれい) -• 江川直之(えがわ なおゆき) -• 伊地知悟 - (第8話) 第8話• 相田依子(あいだ よりこ) -• 相田正司(あいだ しょうじ) -• 石森(いしもり)副社長 - (最終話) 第9話• 荒牧 -• 平岩(ひらいわ)社長 - 最終話• 戸倉聡(とくら さとし) - スタッフ [ ]• 脚本 -• 音楽 -• 主題歌 - 「素晴らしき嘘」()• チーフプロデューサー - 西憲彦• プロデューサー - 小田玲奈、久保田充、大塚英治(ケイファクトリー)• 演出 - 狩山俊輔、、久保田充、内田秀実• 制作協力 -• 制作 - 放送日程 [ ] 各話 放送日 サブタイトル ラテ欄 演出 視聴率 第1話 1月 08日 ケイトがぶち当たる人生最大の 「知らなくていいコト」とは!? 吉高由里子主演 週刊誌が舞台の お仕事系ヒューマンドラマ 狩山俊輔 09. 私が殺人者の娘? 週刊誌記者が逆境に立ち向かう! 」 ケイトは自分の真実に立ち向かう! ついに殺人犯の父と対面! ケイトめぐり男達が戦う 塚本連平 10. これが週刊誌の裏側! 編集部一丸で狙う大スクープ 久保田充 09. 抑えられないケイトは父の元へ… 急展開! ついに殺人犯の父を直撃! 真の動機を暴け 狩山俊輔 08. 週刊誌の不倫報道裏側公開! タレコミ尾行を直撃 塚本連平 08. ケイト絶体絶命大ピンチ! 週刊誌襲撃事件で絶体絶命! 不倫の恋の天罰? 内田秀実 09. 殺人犯の娘が公に! 父の事件と不倫愛の行方 09. 父の殺人事件の真相… 誰かを庇っていた!? 塚本連平 10. ケイトの選択! 運命の愛の結末は!? 事件真相に涙 狩山俊輔 10.

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週刊報道サイト、イーストシティ合同会社(現商号:堂島地所株式会社、現住所:大阪府大阪市北区中之島4

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このところ、「文春砲」ならぬ「イースト砲」が、連続で炸裂しています。 「週刊イースト」は、ドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ)のヒロイン、真壁ケイト(吉高由里子)が働いている雑誌ですが、結構スクープを放っているんです。 社会派ネタで、イースト砲! 先日は、「大学入試問題の漏洩」という、この季節にピッタリのネタでした。 きっかけは、ケイトがバスの車内で耳にした、女子高生たちのおしゃべりです。 進学塾のカリスマ講師が担当する特別クラスの受講生は、慶英大医学部への合格率が非常に高い。 彼は毎年、合否のカギとなる小論文のテーマを予想し、的中させるというのです。 ケイトは即、反応します。 結局、この案件は進学塾と大学の問題にとどまらず、新キャンパス開設をめぐる文科省と大学の贈収賄事件にまで発展しました。 いわゆる「社会派ネタ」だったわけですが、その取材過程こそが見せ場です。 張り込み、スマホを使っての動画撮影、当事者への直接取材などを、複数のチームが同時進行で行っていきます。 現実そのままではないにしろ、「文春砲」を思わせる「イースト砲」、なかなか見事でした。 不倫ネタでも、イースト砲! そして、今週。 これまた実にタイムリーな話題が登場しました。 いわゆる「不倫ネタ」です。 不倫は、人生の分かれ道。 「禁断の愛」が明るみに出たとき、人はそれまで築き上げてきた立場を失ってしまうことさえあります。 一般の人であれば、あくまで個人の問題ですが、有名人の不倫ともなれば、コトはそう単純に済みません。 ターゲットとなったのは、人気プロ棋士の桜庭洋介(田村健太郎)。 お相手は女優の吉澤文香(佐津川愛美)。 35歳と26歳のカップルです。 そして、「イーストで不倫を暴いて欲しい」と情報提供してきたのは、なんと桜庭の妻(三倉茉奈)でした。 言い分としては、「悪いのは相手の女優」であり、「社会的制裁を受ければ、夫は戻ってくる」と。 面白いのは、ケイトの中に、今回の取材に対する「ためらい」のようなものがあったこと。 たとえば、2人が密会しているホテルの隣の部屋で、聞き耳を立てているケイトが、同僚の男性記者に尋ねます。 「隣で愛し合ってる2人。 壁に耳をくっつけてる、あたしたち。 どっちがステキ?」 答えに困る彼に向って、「隣に決まってるじゃん。 不倫でも、愛は愛だからね」とケイト。 この「不倫でも、愛は愛だからね」のセリフ、脚本の大石静さんが提示した、不倫に対する見解であり、スタンスであると思っていいかもしれません。 以前の恋人であるカメラマンの尾高(柄本佑)に対して、最近、かなり強い思いを持つケイトです。 しかし、彼にはすでに妻子がいます。 踏み込み方によっては、不倫に発展してしまう。 そんな自分の状況もケイトに影響を与えています。 「桜庭洋介と吉澤文香、2人の恋を暴いて、誰が幸せになるんだろう? 奥さんだって不幸になるのに・・・」というケイトの独白は、おそらく本音でしょう。 有名人の不倫と報道 クライマックスは、高知の浜辺で密会する桜庭と文香に、ケイトたちが直撃取材する場面でした。 2人の関係を問われた桜庭は、「私たちは友人です」と答えますが、文香は「私は桜庭先生を愛しています。 友達じゃないです」と衝撃発言。 「奥様には申し訳ないと思います。 でも、後から出会ったっていうだけで、わたしの愛が薄汚いように言われるのは違うと思います」 それを聞いた桜庭は、「私も同じ気持ちです」と言い、離婚したいと思うと正直に答えました。 一瞬、ケイトが沈黙します。 すると文香は・・ 「そんな目で見ないで下さい! 私たちは犯罪者じゃありません! 奥様と先生にもいい時代があったように、これからは先生と私の時代なんです。 そういう運命なんです。 週刊イーストに、いいとか悪いとか言われることじゃないと思います」 これまで多くの芸能人や有名人が、不倫問題で「文春砲」などの直撃を受けてきましたが、「私たちは犯罪者じゃありません!」という言葉を聞くことは、滅多にありません。 「開き直りだ」と非難され、火に油を注ぐことになるからです。 ここは、大石さんの「不倫と報道」、もしくは「不倫と世間」に対する、一種の違和感の表明と読めたりして、実に興味深いシーンでした。 ケイトも、「イーストに直撃されて、あんなふうに反論できる人、初めてよ。 吉澤文香、カッコいいよ」と認めます。 いつも「後追い」のテレビ その後、ケイトが書いた記事「禁断の愛に王手!」が載った、週刊イーストが発売されると、テレビのワイドショーが一斉に「後追い取材」を始めました。 「(吉澤文香は)もう、清純派の役は出来ませんね」 「CM打切りで違約金も」 「主婦は保守的ですから」 などと、自分たちで掴んだネタでもない、単なる「後追い」にもかかわらず、視聴者が飽きるまで、したり顔で報じていきます。 テレビの不倫報道の、まんまリアルな光景を入れ込んだのは、大石さんならではの揶揄(やゆ)です。 そんな様子を見て、ケイトは上司の岩谷(佐々木蔵之介)に言います。 「もし記事が出なければ、桜庭は人知れず離婚して、吉澤さんと一緒になれたかもしれませんよ」 すると、岩谷曰く「あの奥さんは離婚しないよ。 それに、先のことは俺たちの知ったことじゃない」 責任者に「先のことは知ったことじゃない」とストレートに言わせたのは、取材する側、伝える側に対する、大石さん一流の批評精神でしょう。 もちろん今回は、あくまでも「単なる情事ではなく、真剣な恋である」という前提で成立している話であり、「東出昌大&唐田えりか」や「鈴木杏樹&喜多村緑郎」などのケースが、どんなものだったのかは不明です。 それに、大石さんが彼らの不倫騒動を見て、脚本を書いたわけじゃないことは、タイミング的にも明らかです。 しかし時として、こんなふうにフィクションが現実を引き寄せ、物語化してしまうのもまた、力のある「オリジナル脚本」によるドラマの魅力だと思います。 今後、イースト砲が狙うのは? ケイトと尾高の関係はどうなるのか? 殺人犯として服役していた、ケイトの父親(小林薫)の謎も残しつつ、ドラマは中盤から終盤へと向います。

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【知らなくていいコト】7話のあらすじネタバレと感想!揺れるケイトに降りかかる惨劇

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目次(クリックできます)• 【知らなくていいコト】7話のあらすじ(ネタバレ) バチがあたる キスの余韻で、足を滑らせたケイトはくじいてしまった患部を冷やしながら「やっぱりバチが当たったのかなぁ…」と呟きました。 尾高は既婚者です。 洗い物をする彼の背中に寄り添って、抱きしめたケイトでしたが。 「好き…ねえ、バチが当たっても、ときどき私と一緒にいて。 何も、望まないから」 「そんなふうに、上手くはいかないよ。 ケイトは、それで良いかもしれないけど。 俺そんなに器用じゃないもん」 それでも。 尾高は、向き直ってケイトを抱きしめ___「さりげなく両立なんて、出来ない」という彼。 時計はタイムリミットを示していました。 二人は部屋を出て、それぞれの住まいへと分かれて帰っていったのです。 黒木の離脱 校了直前の修羅場のなかで、顔を赤くした黒木は40度の発熱が発覚し、戦線を離脱していきました。 全員がぎょっとしてドン引きしていると「これがインフルハラスメントちうやつか?!」とキレながらも、岩谷(佐々木蔵之介)の紹介で病院に行き、検査を受けることになったのです。 臨時のデスク代理に指名されたのはケイトでした。 真の悪いことに、その日にはイーストにエッセイを連載している文壇の重鎮・丸山(西村まさ彦)の接待が予定されていたのです。 マネージャー・クラッシャー 大勢が働くその編集部に、闖入者がありました。 派手なメイクにヒョウ柄のコートの美人です。 「ここが週刊イーストの編集部?」 演歌歌手の笹美鈴と名乗った女は先週号の週刊イーストのページを開いて掲げ、叫びました。 「この記事書いたの、誰よ?!人を暴力女みたいに書いてさ!」 それは、彼女がマネージャーに恫喝を続けて過去5年で20人が交代し、治療費10万円、謝罪なし、4時間にも及ぶ説教___などと刺激的な文言が並んでいました。 担当した特集班の小林(岡部尚)が立ち上がろうとするのを倉橋デスク(小林きな子)が押さえ、岩谷が矢面に出ました。 激高する美鈴に、彼は、歴代のマネージャーや周囲の歌手の証言をもとに書いていること、そして、美鈴にも取材を申し込んだが拒否されたことを伝えたのです。 「うるせぇ!あたしは恫喝なんかしてねぇって言ってんだよ!」 「貴女は…今、私を恫喝しておられますよね?」 静かな口調でそう言った岩谷を、美鈴は平手打ちし、猛獣のように「ふん!」と息を荒くして出ていきました。 「俺がGO! を出した記事だ。 殴られるなら俺だろ」 平然と上着をひっかけて、今目の前で起こったことも一本の記事になる、として、丸山との会食に出かけていきました。 その行きがけの駄賃のように、彼は黒川班の小野寺(今井隆文)に先刻命じたタイトルの修正案を問うたのです。 美鈴の騒ぎのせいで思考が途切れて代案を出せなかった小野寺は、ケイトにヘルプを求めましたが、その時彼女が走り書きした 「オンナ30、その愛、貫くべきか?」が意外なほどすんなり岩谷にウケて、小野寺はほっと胸をなでおろしました。 しかし自分が咄嗟に書いたその一言は、ケイト自身の胸にぐさりと突き刺さったのです。 実名証言、取り消し?! 政治家の私設秘書による政治資金流用の告発が、校了の段階に至って掲出を辞めたい、という要求が秘書本人からもたらされました。 担当者の木島(永野宗典)は慌てて編集部を飛び出して行きましたが、もし説得できなかったら右トップのスクープが飛びます。 特集班の鮫島デスク(和田聡宏)は穴埋め記事を策定し始め、その余波は編集部全体に及んだのです。 気難しい小説家と、修羅場 記事差し替えの可能性の一報を受けた岩谷は「あわてるな!何とかなる」と鮫島を励まし、会食に向かいました。 臨時デスク会議にはケイトも引きずり込まれましたが、皆が揃って、右トップを撮れるような大きなネタはなかなか出せずにいました。 「…やっぱり、ゴーンが日本にいた時の家政婦の証言かなぁ…!」 「え?!良いじゃないですか…それ読みたいです!」 「何回か接触出来たんだけど、右トップじゃあないよな」 岩谷が戻るまでに、仮の記事を揃え、必要な情報をまとめるように鮫島は言いました。 その頃、高級なレストランで丸山の接待が始まっていました。 大げさに持ち上げる岩谷に、少しプライドをくすぐられたのか、いつもよりは少し空気を柔らかくした丸山でしたが、相当に手厳しく、東山らは苦慮していました。 岩谷は、編集部に戻って木島に指示を飛ばしました。 「途中で気が変わったやつは、もう一度変わる可能性がある」 そして、周囲の記者たちには差し替えられるようなネタを確かめ、鼓舞しました。 「いちいち動揺するな。 こういう時は燃えろ!」 彼の存在で、流れは大きく変わっていき、最後には木島の踏ん張りによって実名公開にこぎつけたのです。 岩谷は再び編集部を飛び出して行き、この数時間で皆が手掛けた新しいネタは「またいつか…」とボツに。 そして編集長がタクシーに乗って銀座のレストランに戻ると同時に、帽子を目深に被ったひとりの女が東源出版の社屋前に現われました。 それが、本当の惨劇の幕開けだったのです。 アイドルと、猛獣使い 緊張感がふっと緩んだせいか、小野寺がケイトに「野中(春樹)と別れたってホント?」と尋ねました。 周囲が驚く中で、ケイトは肯定し「振られたんで、理由は彼に聞いてください」と言って席を立ったのです。 その時「岩谷いないの?」と声がしました。 江川出版局長(おかやまはじめ)です。 次の号で、篠原モモカ、というアイドルの路チュー写真がイースト上に掲載される可能性が出てきました。 彼女の写真集が、その二日後の金曜日に発売予定だったのです。 「篠原モモカの写真集の発売前にスキャンダルは困る!」 その写真集は宮沢りえの「サンタフェ」を凌ぐとの前評判があり、東源出版に莫大な富がもたらされると期待されているものです。 その剣幕に、岩谷は再度会社へと引き戻され、ひと悶着。 東山(本多力)も、むっつりと黙り込む丸山をどう扱ってよい物かを考えあぐねていました。 100万部を狙えるアイドル写真集と、彼女の路チュー写真。 恋愛禁止のグループのトップオブトップのキスには、それだけの破壊力があるのです。 「一緒に盛り上げていこうよ」 そう言う岩谷のスマホが鳴り、東山が泣きそうな声で丸山の不興を伝えてきました。 「すぐ行く___丸山先生のご機嫌取らなきゃいけない」 そういう岩谷に、江川は「なーんで俺を呼ばないんだよ?!」と言いました。 彼は文壇でもっとも扱いが難しい丸山の担当を10年も務めていたというのです。 「イーストの奴はイーストの中だけで完結しちゃって、社内のことなんにも解んないからな」 「それは認める、けど路チューはやるよ!写真集も必ず売れる」 「社長に言って止めてやる!」 「スクープは社内政治にも屈しない!」 忖度はあってもなくても、江川は岩谷とともに丸山の接待に加わり、驚くほどの手腕で彼の心を掴んで場を和ませてくれたのです。 イヤな日 そんな騒動が終息しつつあった頃…編集部の片隅でその路チュー写真を見つめていたケイトは、尾高のことを思っていました。 初めてのキス。 何度もかわした抱擁。 「家族に不満はないよ…大事に思ってる」___別れてから、遠くまで来てしまった自分たち。 それでも…「ケイトを想わない日はない」と言ってくれた、尾高。 ぼうっとしているところに、グラビア班の田淵(粟島瑞丸)がやってきて、コーヒーを煎れ始めました。 「なに、尾高と戻ったの?野中(重岡大毅)と別れたんだろ?」 「田淵さんまで知ってるんですか?」 「みんな知ってるわ」 ばたばたと続くトラブル続きで闖入者もあり、殴られるものあり、倒れるものもあり…「今日…なんかイヤな日ですね…」___ふと、そんなことを呟いたケイト。 「うちの会社、もうちょっとセキュリティ考えた方がいいと思いますよ」 「ごもっともだな!」 もし、侵入者が刃物を持っていたら…岩谷も殴られるだけでは済まなかったかもしれない。 ようやく原稿の仕上がりも落ち着いたか、と思われたころ。 江川の後押しで丸山の接待を切り上げることができ、岩谷と東山、そして春樹と愛花(関水渚)は編集部に戻ってきたのです。 黒川からはインフルエンザではなかったとの報告もあり、ひと段落となりました。 夜食のデリバリーなどで盛り上がっている中で、その足音は編集部に忍び寄っていました。 それは、有名棋士の桜庭洋介の妻、和美(三倉茉奈)でした。 彼女は夫の不倫をイーストに告発し…女優との関係を認めていました。 静かに。 彼女は手にしたナイフをケイトの右腕に突き立てたのです。 「あなたのせいで、夫は、還ってこなくなったのよ…」 静かに、和美はケイトの耳元に囁きました。 「メールの中身まで教えてあげて、女との関係を暴いて…あの人を取り戻そうと思ったのに___あんな記事書いて!お前のせいだ…」 ケイトの異変にきづいて周囲から悲鳴が上がり、岩谷が「止めなさい!」と叫びましたが、和美は「近づいたらみんな死ぬわよ!」とケイトを引き寄せて言いました。 その様子を、愛花らはスマホで撮影していたのです。 「止めろ!」 「止めない…許さない」 警察と消防に通報する声が聞こえる中で、編集部にやってきた尾高はケイトの惨状に気づいて立ちすくみましたが。 ケイトが和美に囁く声がしました。 「こんなコトしても…何も、変わらない…」 その言葉にブチ切れた和美は、ケイトを突き飛ばして刃物を振りかぶったのです。 「死ねええええええーーーーー!」 ダメか、と思われたその瞬間、尾高は、倒れたケイトの上に覆いかぶさり、その刃を背中に受けたのです。 泣きわめく和美は岩谷らに拘束され、事態は収束に向かいます。 「尾高さん!」 「___ひと言、多いんだよ…バカタレ」 その咄嗟の行動を見ていた春樹の表情は青ざめ…凍り付いていました。 記者魂と、湧き上がる闇 尾高は背中を刺されて搬送されましたが。 肺の損傷がなかったおかげで、手術も無事終わりました。 現場検証が進む中で、しかし、岩谷らは意気軒昂でした。 「良いか!次の号は、週刊イースト襲撃事件の特集とする」 差し替えで揉めた政治資金の記事は左トップへ。 カラーグラビアと路チュー写真など、コアな記事を残し、他は全部飛ばして、和美の凶行を特集する、というのです。 「週刊イーストは正義の味方じゃない。 婚外の恋に対しても、誰も弾劾するつもりはない。 する側もされる側も、我々にとっては同じ重さだ。 イーストは、人間のさまざまな側面を伝え、人間とは何かを考える材料を提供したいと考える」 東山はケイトの病室を訪れました。 「連載班は暇だから…」 そう言いながらも、彼にできる精一杯のかたちで修羅場が加速した編集部に貢献していたのです。 連載班以外が忙しく立ち回る中、春樹はただ呆然として編集部の中を漂っていました。 買い出しを頼まれて外に出た彼は…一人の記者(寺井義貴)に執拗に追いかけられました。 「真壁さんて、どんな方ですか?」 押し付けられた名刺を、春樹はじっと見つめていました。 命を懸けて ケイトが尾高の病室に向かうと、そこには子供を抱いた尾高の妻がいました。 すれ違っても、彼女に気づかないままに通り過ぎていく妻を目で追って、ケイトは複雑な気持ちを噛みしめていました。 尾高も、ベッドの上で、ケイトのことを思い出していました。 傷の痛みに顔をしかめながら、サイドテーブルのスマホに手を伸ばした彼は、ケイトに「生きてる?」とLINEを入れたのです。 「生きてる」と返し、しかし、ケイトは今は家にいる、と返信しました。 傍にいるけれど、その部屋には行けないことを、彼女は誰よりも自覚していたのです。 重症を負ったうえで、ケイトの傷を気遣う尾高。 それでも。 「助けてくれて、ありがとう」 その言葉に、尾高は心から安堵していました。 編集部の喧騒を離れた屋上で…春樹は電話の番号をタップしていました。 尾高への、言い知れぬコンプレックス。 振り払いきれないケイトへの想いは歪み、彼は、他誌の記者・伊地知に告発しました。 「真壁ケイトの父親は、30年前、夏のキャンプ場で起きた無差別殺人事件の犯人の、乃十阿徹。 母親は映画評論家の真壁杏南さんです…」 「にわかには信じられないような話ですが」 「真壁ケイトから直々に聞いたので…」 「ほぅ!」 「乃十阿徹と真壁杏南が知り合った頃、乃十阿には妻子がいて…2人は不倫関係でした。 週刊イーストは、いつも真っ当なことを書きますが…実は殺人犯の子供が、そういう記事を書いているんですよ…違和感、ないですか?不倫の果てに生まれた子供が、不倫を糾弾しているんです」 そう語る春樹の口元は醜くゆがみ…それは、週刊イーストの存在の根幹を揺るがすスキャンダルに発展する最初の瞬間となったのです。 スポンサーリンク 【知らなくていいコト】7話の感想 予想の斜め45度上、という感じで凄い勢いでぐいぐいと裏切られた感じがします。 さすがというか…大石静、恐るべし。 まさかここまで、随所に緩急をつけて二段落ち、三段落ちを予告越しに仕掛けてくるなんて。 そして春樹の闇落ちも、先週の予告と情報番組から引っ張って、今回からさらに次回予告まで…___彼は、一体何がしたかっ たんだろう??? やっぱりケイトのことが好きで、でも、彼の持つ倫理観のなかでは殺人と不倫という彼女のルーツへの嫌悪感は拭い去ることができず…でもお互いに仕事とプライベートは分けているつもりで、同じオフィスで仕事は仕事と割り切って同じ空間で働いていたわけで…。 距離感て、大事だなぁ、と改めて思いました。 麻布高校の出身ということで、春樹は勉強はできたはずだけど、 好意的に言えば、週刊誌という現場で働くには、ちょっとピュアすぎたのかな、とか。 しかし、そういうキャラほど、予想のつかないことをやらかすもの…なのでしょう。 喫茶店で伊地知にケイトのことを語っているその機械的で早口なしゃべり方は、常軌を逸しているように感じられました。 そして、尾高に殴られて口元を血まみれにして叫ぶ彼は、自分のやってしまったことを正統化せんとして、声高に反論しておりながら、しかし、まるでいたずらを咎められて逆切れする小学生のよう。 尾高の苛立ち、そして周囲の困惑は、彼にどう向けられていくのか、考えると…正直、とても怖い。 スポンサーリンク 【知らなくていいコト】7話の視聴者の声 尾高さんのやることなすこと爆イケなんだよな、、 — モヤ夫。 髪クシャハグはけしからん。 捉えられて、一週間後かならず放送時間に正座待機させるだけの引力があります。 スカッとジャパンに投稿したい。 クズだけど、人間の奥底のリアルがまんまでた人間だよね、野中って。 まとめ 今回とてもいい味を出してくれたのが倉橋デスクの小林きな子さん。 「コウノドリ」で看護師さんをしていた時にはほんわかしていたのが、今回は眼鏡の奥の仁美がギラっと鋭くて 怖いほどです。 週刊誌の中の社会正義、という感じで毎回とてもカッコいいのですが。 木島さん役の永野宗典さん、プロフィルを見ていて思い出しました。 映画「交渉人・真下正義」の中で、思わず不審車両の運転席の写真をケータイでばしばし撮影して國村隼さんに謝り倒していた地下鉄職員! 巧いはずです。 キャリアが違うんだ、と。 そもそも、このドラマに出てくる記者役の面々はかなりグレードが高く、映画や舞台で出演するだけでなく、演出も行う人がいる程です。 最初は見分けがつきにくかったのですが。 モブ的なシーンでも、だんだんどれが誰で何をしている人か、ということが見えてきました。 彼らはそういう仕事をきちんとしているんだろうなぁ、と思った次第です。 今回は乃十阿の姿がありませんでしたが。 彼自身にも再びマスコミの手が及ぶことになりそうです。 この枠が10話なら、あと三話で、乃十阿の事件の謎も解き明かされるのでしょうか。

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