こく し ぼう 正体。 フリーザー、サンダー、ファイヤーに似たポケモンの正体は?【ポケモン剣盾 冠の雪原】

黒死牟(こくしぼう)の正体や過去が衝撃!本名や鬼になった理由も判明!

こく し ぼう 正体

にされていた紋章 ドイツ国防軍(ドイツこくぼうぐん、: Wehrmacht)は、からにかけて存在したの武力組織である、、の三軍の総体を指す。 総兵力は50万人となり、その後も多額の軍事費が投じられ、拡張と近代化が進められた。 の直前の兵力は318万人と世界でも屈指の規模であった。 においてはと戦い、当初は大きな勝利を収めたが1942年ごろから徐々に退潮し、5月にはを行い、に正式に解体された。 「」および「 ()」も参照 に敗北したドイツでは帝政が崩壊したが()、陸軍参謀次長のはのと密約を結び( ())、への支持の代わりに、陸海軍の存続保証を得た。 1921年1月1日には Reichswehrと改称している。 日本語では時代の軍隊である点を強調して「」と訳し分けることもあるが、Reichswehr時代も「国防軍」と訳出されることがある。 グレーナーの協定があったにもかかわらず、軍内には元帥を始めとする帝政支持派が多く、共和制とは一線を画した存在であった。 1920年に Chef der Heeresleitung der Reichswehr に就任したは軍の政治的中立に重点を置き、装備の充実を図った。 この政党から超然とした軍は「」と呼ばれることになる。 の軍備制限条項によりドイツの軍隊は陸軍兵力を10万人に限定され、も廃止された。 機構面でも、、は禁止され、軍備でも部隊、重火器は禁止された。 海軍兵力は1万5000人、6隻、6隻および12隻の保有のみが認められた。 また、航空戦力の保持は禁止された。 軍を離れねばならなかった旧軍人は巷に溢れ、社会的に不安定な要素となった。 軍はヴェルサイユ条約の規制をかいくぐって軍備の維持、向上を目論んだ。 参謀本部は「」に偽装して存続させ、将来の拡充を見越して、にレベルの教育を行った。 またなどに偽装した形で人員の確保を行った()。 またの協力を得て国内で秘密裏に、、等の訓練施設を設け、将来の再軍備への準備を怠らなかった。 戦闘機を旅客機、戦車を農業用トラクターと称し、郵便配達人の自衛用との名目で小銃を開発するなど、あの手この手で軍備を整え技術を高めていった。 この結果世界初のジェット戦闘機、アサルトライフルの始祖、初のミサイル兵器など当時としては画期的な兵器が数多く生み出されることとなる。 ヒトラー政権下の軍拡 [ ] 「」も参照 1933年、が首相に就任した。 ヒトラーはの確保を唱え、軍事を極めて重視していた。 2月3日には長宅で開かれた会談()において、軍首脳に再軍備を約束している。 また2月8日の閣議では「あらゆる公的な雇用創出措置助成は、ドイツ民族の再武装化にとって必要か否かという観点から判断されるべきであり、この考えが、何時でも何処でも、中心にされねばならない」「すべてを国防軍へということが、今後4~5年間の至上原則であるべきだ」と言明するなど、ナチス時代の経済政策はすべて軍備増強を念頭に置かれたものであった。 新たに設置されたはをトップとし、空軍の再建が進行していった。 国家予算における国防費も、1932年には6億3000万であったが、1933年には7億4600万ライヒスマルク、1934年には19億5200万ライヒスマルクと急増している。 さらになどの秘密手段によっても資金が調達され、1934年だけでも40億9700ライヒスマルクが軍事費として投じられている。 1941年に海軍財政局は1933年以降の状態を回顧して、困難がなかったわけではないが、「(資金は)常にほとんど無制限に提供された」としている。 国防軍の発足 [ ] 3月16日にヴェルサイユ条約軍備制限条項の破棄(再軍備)が宣言されると、軍は Reichswehr(ライヒスヴェア)から Wehrmacht(ヴェアマハト)へと改名される。 陸軍、海軍の名称も下記のように改名され、空軍の存在も公式に定められた。 - Reichsheer(ライヒスヘーア)から Heer(ヘーア)• - Reichsmarine(ライヒスマリーネ)から Kriegsmarine(クリークスマリーネ)• - Luftwaffe(ルフトヴァッフェ) 三軍の最高機関としては OKH 、 () OKM 、 () OKL が設置され、それぞれに総司令官が置かれた。 また陸軍のも兵務局から改称して復活した。 さらに5月21日には、所轄官庁である () Reichswehrministerium は戦争省 Reichskriegsministerium へと改称されている。 国防軍再編成 [ ] 1935年5月21日に、全38条からなる兵役法が施行される。 第一条• 一、兵役はドイツ民族に対する名誉ある勤務である。 二、すべてのドイツ男子は、兵役の義務を負う。 三、戦時においては、兵役の義務を超越して、すべてのドイツ男子と、すべてのドイツ女子は、祖国のための勤務について義務を負う。 第二条• 国防軍は武器を執って防衛するものであると共に、ドイツ民族に向かって、軍隊的な教育を施すべき学校である。 国防軍は、陸軍、海軍および空軍より成る。 第三条• 二、国防大臣はその下にあって、国防軍の高級指揮者として、国防軍に向かって指揮権を発動する。 国防軍の誕生とともに再軍備はいよいよ公然化し、1936年の総軍事費は102億7300万ライヒスマルク、1938年には172億4700万ライヒスマルクに達した。 に対する割合は、1936年で15. 7%、1938年には21. 0%に達している。 ヒトラーによる掌握 [ ] ヴァイマル共和国時代から軍隊の最高指揮権はのに所在し、に権限を委託する形式であった。 が死去した後、ヒトラーはその権限を受け継いでいた。 1938年、ヒトラーの外交政策()に反対する国防大臣と陸軍総司令官にスキャンダルをでっちあげ、失脚させた()。 ヒトラーは後継の大臣を指名せず、新たにを総長とする を設け、自らはその最高司令官に就任することで国防軍三軍を直接指揮する仕組みを作った。 その後の国防軍の多くはヒトラーの政策に表立って反対することはなく、1939年のまでの外交政策はおおむね国防軍も同意していた。 第二次世界大戦 [ ] 「」、「」、「」、および「」も参照 開戦から1941年頃までは優れた戦術と戦略で、ポーランドやフランス、ユーゴスラビア、ギリシャなどを圧倒し、ヨーロッパの大半をドイツの影響下に収めた。 しかし1941年6月の開始以降、厳しい気候との粘り強い抵抗によって次第に消耗していった。 1941年の冬に陸軍参謀本部と司令部は後退を求めるようになり、退却を許さないヒトラーと対立した。 この時にはヒトラーの判断が功を奏して戦線崩壊を免れたが、ヒトラーに反対した陸軍総司令官や参謀総長、多くの将軍が更迭された。 ヒトラーは自ら陸軍総司令官を兼任し、独ソ戦の指揮に強く介入するようになった。 1942年のはヒトラーが自ら大綱を書き上げたものであったが、攻勢は不十分に終わり、では大きな損害を出した。 また1944年にはにより、ドイツは東西両面の連合国軍と戦うこととなった。 陸軍元参謀総長将軍らは戦前からを形成しており、何度もヒトラー暗殺を計画していた。 1944年7月20日、においてヒトラー暗殺とそれにともなうクーデターを実行しようとした。 しかしヒトラー暗殺には失敗し、ベックらのクーデターの呼びかけにもほとんどの国防軍軍人は従わなかった()。 事件後には親衛隊の追及が国防軍上層部にもおよび、元帥らといった国防軍軍人が粛清され、国防軍はいよいよヒトラーに従属するようになった。 戦局はさらに悪化し、1944年中にはついにドイツ本土に連合軍が侵攻した。 降伏と解体 [ ] 詳細は「」を参照 ドイツ軍の伝統には、忠誠対象を明らかにする 忠誠宣誓が存在した。 ヴァイマル時代には「 国家と憲法」に対して忠誠を誓うものであった。 主権紋章 [ ] 5月1日国防軍はと右胸ポケットの上に主権紋章を表示する事が決められる。 軍帽の正章はの国旗色である「赤、白、黒」(帝政当時の彩色。 現行は黒・赤・金)を円形に象っている コカルデ。 、ではその周りをそれぞれ銀と金のの葉で囲んでおり、は周りを羽で象っている。 正章の上につくを掴む「」の意匠は、陸軍、海軍、武装親衛隊、空軍それぞれ若干異なっている。 羽を広げた鷲のは以来、、現在のに至るまででもある。 国防軍無罪論 [ ] 詳細は「」および「 ()」を参照 国防軍無罪論とはドイツにおける、いわゆる「国防軍神話」の一角を成しており「ドイツ国防軍は国家元首であるヒトラーの命令に従っただけで、戦争に関する責任はない」とするものである。 これはまで陸軍最高司令官を務めていた元帥が他の四名の将軍と連名で、降伏後にに提出した国防軍の役割を示した覚書にその源がある。 そこではドイツ国防軍は非政治的なヒトラーの道具に過ぎず、あくまでも国家元首に服従しただけであり、またユダヤ人やスラブ人に対する残虐行為はあくまでもナチによって行われたもので、ドイツ国防軍は通常の戦争を行ったに過ぎないとして、ナチズム体制と国防軍を明確に分離していた。 においては、1950年代に同様の認識を示すやの回想がドイツで出版されることでこのイメージは補強され、海外でもが「(国防軍は)や親衛隊の犯罪行為とは無縁であった」という見方を著している。 また東西ドイツにおけるによる旧国防軍将校のおよびへの復権がそれに輪をかける事となった。 に関与した大佐らが顕彰される一方で、国防軍はプロフェッショナルな集団であり、政治には無垢な存在としてとらえられていた。 しかし、1970年頃から国防軍の戦争犯罪に対する研究が盛んとなり、またイデオロギーとの関係も研究されるようになった。 後のから1999年にかけて、 ()が「絶滅戦争 国防軍の犯罪1941~1944」と題したパネル展( ())を開催した。 このパネル展で国防軍がにおいての組織虐殺を行っていた事、国防軍がの道具ではなくパートナーであった事などが主張され、を二分する激しい論争を引き起こした。 連邦軍およびはこうした問題に態度を表明する必要に迫られ、1995年6月5日に国防軍展示会について「内容はややラディカルなものの、軍事史研究所(国防省の管轄組織)の研究成果をふまえている」という評価を行っている。 また11月には国防相が、「国防軍は第三帝国の組織として、その頂点において、部隊・兵士とともにナチズムの犯罪に巻き込まれた。 それゆえに国防軍は、国家機関として、いかなる伝統も形作ることはできない」と国防軍について批判的な姿勢を示した。 またパネル展の論調が国防軍全体が犯罪行為に関与しているようになっていたことは批判を生んだ。 元首相は、「私は、事実が明らかにされ、道徳的な観点から判断がなされることには賛成である。 しかし、始めから1900万人 すべてを一括して中傷、さもなくば彼等の子供達にあなた方の親には罪があると信じさせるやり方では、展示の当初の目的を果たすことは全く出来ない」と批判している。 4月にはドイツにおいて国防軍問題に関する決議を行う動きがあった。 は「国防軍は国民社会主義システムの支柱の一つであった。 国防軍は組織として国民社会主義の犯罪に関与した」という決議案を提出し、やの賛成を得たものの、ドイツキリスト教民主同盟の提出による「ドイツ国防軍への従事者に対するあらゆる一方的・総括的な非難に対して断固として反対する」という決議案が賛成多数で採択された。 1995年8月に『』が行った世論調査では、46%が「国防軍はナチスの虐殺行為に関与していた」と回答している。 2000年ごろの研究ではにおいても国防軍が関与していたことは明らかになってきているが、「純粋に組織的な犯罪集団」であるかどうかについては議論が存在する。 2009年、ドイツの歴史家 () は、「いわゆる『清廉潔白な』国防軍という神話について、これ以上正体を暴く必要はなくなった。 国防軍の罪はあまりにも圧倒的であるために、これ以上の議論はもはや不要である」と述べている。 脚注 [ ]• 【歴史群像】欧州戦史シリーズvol. ポーランド電撃戦• 竹本真希子「」(2008年)など。 共和国軍が秘密裏に温存していた非合法戦力である Schwarze Reichswehrは「」や「闇の国防軍」などと呼ばれる。 , p. , pp. documentarchiv. 当時の国防軍従事者• , p. 53-54. 熊野 2006:67• , p. , p. Christian Hartmann: Wehrmacht im Ostkrieg. 790. 参考文献 [ ]• 茨城大学人文学部紀要. 社会科学論集 35, 1-18, 2001-09• 法政研究 73 2 , 51-77, 2006-10 九州大学• 「統一ドイツにおける「過去」の展示と歴史認識--ホロコーストを中心として」『防衛研究所紀要』3 2 、防衛研究所、2000年、 pp. 42-66、。 「 」 『立教経済学研究』58 4 、立教大学、2005年、 pp. 23-43、。 「 」 『三田学会雑誌』79 1 、慶應義塾経済学会、1986年、 58-90頁、。 「 」 『金沢大学経済学部論集』27 1 、金沢大学経済学部、2007年、 pp. 67-102、。 文献 [ ]• 濱田常二良(著)、『独逸軍部論』、昭和刊行会、1943年• アラン・ブロー(著)、『鷲の紋章学』、村松 剛訳、平凡社、1994年、 関連項目 [ ]• (Reichswehr) - 時代の軍隊。 (Bundeswehr) - (旧及び統一ドイツ)の軍隊• (Nationale Volksarmee) - (旧東ドイツ)の軍隊• 外部リンク [ ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。

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#7 こくぼう!

こく し ぼう 正体

『突然すまない、イギリス。 兄さんがどこに行ったか知らないだろうか』 始まりは、珍しく切羽詰まったドイツからの電話。 公私混同に気をつけるドイツが兄の呼び名を直しもしない時点で余程のことなのだろうと察したイギリスは咄嗟に出かかった言葉を押しとどめた。 ドイツは探したが、何処を探そうとも見つからないといったところなのだろう。 この電話を取ったどの国体も心の何処かで思ったことだろう。 ついに来てしまったか、と。 「……残念ながら見ていない。 イギリスに入ったとも聞いていないな」 『そうか……すまない』 「いや、いい。 ……ドイツ、気張れよ」 『あぁ………分かっている』 気落ちしたドイツの声に胸が痛くなる。 消滅していった国の国体達は全て同じ運命を辿ってきた。 その中でも何故か亡国になっても存在し続けていたプロイセンの方が特殊だったのだ。 いつ消えるのか。 消えないのか。 もしかして、ずっと居るのではないか。 言葉にはしない期待が降り積もっていただけにこのタイミングでの消失の可能性はどの国体も予想外としか言いようがない。 静かになった電話を握りしめ、イギリスは瞳を閉じた。 ーーー 言ってしまえばドイツとイギリスに接点などほぼない。 切羽詰まっているだろう今の状況で、気軽に電話などできる関係ではない。 しかしドイツはとても律儀な性格をしていることはよく知っている。 それでも未だ連絡がないということは、きっと「そういうこと」なのだろう。 そんな中で過ぎていったドイツの誕生日は悲惨なものだったのかもしれない。 いなくなった時期が悪すぎたせいか今更中止することも出来ずに開催するしかなかったらしい。 初めは何か情報が分かればいいと参加しようかと思ったのだが、イギリスとてドイツが大変な時に各国とあまり仲の良くない自分が行ってはトラブルも増えるだろうとささやかなプレゼントを贈るのみにとどめた。 そのためパーティーが開催されたかどうかすらイギリスには分からない。 当たり前だが年に数回程度行われる会議はまるで葬式のように暗かった。 プロイセンが居なくなった後初めて行われた国体会議でドイツはプロイセンが消滅した旨、簡易ながら葬式を執り行う等の連絡事項を告げ会場を代理の者に任せて帰っていった。 伝えられたのは時期としては6月半ば。 秘書とともに日時を確認したところで真面目な顔をしたアメリカとカナダに体調不良だからと無理矢理退場させられた。 まるで囚われのエイリアンだといつもより大分力のない声でフランスに笑われたが、エイリアンだから言葉も分かりませんなどと宣い蹴りを入れることもなくこの時だけは互いに目を伏せ通り過ぎた。 フランスの冗談を返せないばかりか、ドイツの顔すら思い出せない程に体調を崩していたということもある。 そもそもおそらく誰がいたかすらもわからない程度には意識が混濁していたと思われる。 それでも、フランスの声が微かに震えていたことは分かった。 あぁ仲が良かったんだろうと何故か羨ましく思った。 どちらに対しての嫉妬だったのだろうか。 カナダとアメリカに支えられた状態で参加したプロイセンの遺品のみの葬式。 立っているのがやっとのイギリスはやはり誰が参加したかも分からぬほどに思考が混濁していたが、それでも知人であったプロイセンのことを想って祈りを捧げた。 次の会議ではドイツが居らず、その年の建国記念日は何処の国も盛大なパーティーなどは行わなかった。 ドイツの落ち込みは果てを知らず、イタリアと日本は空いている日はほとんど駆けつける勢いでドイツに滞在していると聞く。 愛されていたんだなと思うと同時に、やはり羨ましいと思う浅ましい思考がイギリスを一層ネガティブにさせた。 気がつけばプロイセンが居なくなってからもう数年が過ぎていた。 ドイツはおろか他の国ともあまり会っていない。 辛うじてカナダやアメリカ そしてフランス はそれとなく会いにきてくれたが、未だドイツの近隣国には近づいてすらいなかった。 大して接点のないもの同士なんてそんなものなのだろう。 あぁ、そう言えばアイツは俺のスコーンを食べてくれたんだっけ。 あれはいつの事だっただろう。 そう思ったイギリスがカレンダーを眺める。 暦は11月。 しっかり者のカナダが黒赤黄色のペンで世界会議と書いてくれていた。 開催国であるドイツの国旗カラーなのだろう。 久々にドイツでの国際会議、そしてそれが終われば今度は新年が迫っている。 ドイツの顔を、そろそろちゃんと見てやらなければ。 ここまで執拗にドイツを避けてきたのはかつての自分を見るような気分になるからだろうか。 あのような別れ方をしたとはいえ、兄弟が生きているだけ自分は恵まれているのだろう。 それなのに毎年のように独立記念日を前に体調を崩すイギリス。 それがドイツの神経を逆なでするのではないかと勝手に思ってしまったのだろうか。 『イギリス、元気を出して』 『みんな心配しているわ』 「そう、だよな。 …ごめんな」 『いいの、それよりお庭に出ましょう?他の子達も心配していたもの』 キラキラと目の前を通過する妖精たちの姿にようやく息をつく。 無邪気な彼女たちにすら心配させてしまうなど、紳士の名折れではないか。 気合いを入れたイギリスが紅茶を手に自らの自慢の庭へと足を踏み入れた。 『イギリス!大丈夫?』 『心配したのよ?体調が悪いの?』 「心配かけて悪かったな。 とりあえずは大丈夫だ」 庭にいた妖精たちがイギリスのそばを飛び回る。 その優しい光に癒されつつ、久々に庭を見渡す。 イギリスが塞ぎ込んでる間は妖精たちが頑張ってくれたのか、自慢の庭は元々の美しさを保ち続けていた。 ありがとうとイギリスが素直に礼を言えば鈴のような声で笑った。 テーブルに置いた紅茶や購入していた砂糖菓子が、あっという間に消えていくが、それはご愛嬌だろう。 『あら、ウサギさんよ』 『ホントだわ、ウサギさん』 「え、ウサギ…?ウサギがいるのか?」 『やだ、イギリスってば。 ほんの少し前にうちに来てくれた子よ!スコーン食べてくれたって喜んでたじゃない』 最近も何もウサギにスコーンをやった覚えはない。 内心疑問に思ったものの、妖精たちが冗談を言っているわけではなさそうだ。 しかし妖精の言う「最近」は国体以上に当てにならない。 よくて数年のことである。 妖精たちの視線の先にあるローズガーデンをただ見つめていたイギリスの耳に足音が聞こえる。 人間の靴音。 妖精たちが警戒しないということは敵ではないらしい。 ではこの足音の主が「ウサギさん」なのだろう。 ウサギさんとは人間のことだったらしい。 すぐ近くまで来ているのは分かったが出来るだけ警戒しないよう、気づいていないフリであちらから近づいてもらえればいいと視線を妖精たちへと戻した。 嬉しげな妖精達に微笑みながら話題を振る。 「なぁ、ウサギさんって一体何処から取った名ま」 『イギリス、』 「え、……なん……だ、?」 鈴のように高く美しい妖精達の声の中でも消えることのない低い声。 イギリスはこの掠れた声を知っている。 悲鳴をあげる心臓を無視して首が勝手に声の方向へ向いてしまう。 青い軍服、知っている。 体格がいい彼らを内心羨ましく思っていた。 黒い十字のネックレス、知っている。 思いの外でかいと思っていた。 銀色の髪、あぁ知っている。 いつも太陽に反射して眩しいと思っていた。 そして無理矢理笑顔を浮かべる不安げな赤い瞳。 だけど、そんな。 思考が追いつかない。 『俺様が来てやったぜーーー!』 イギリスが知っているうるさすぎる、ポジティブすぎる言葉とは裏腹に無理矢理引っ張り出したような大声。 この男はこんなに泣き出しそうな声をしていただろうか。 これは、これでは、まるで迷子の子供ではないか。 手に持っていたカップの持ち手を掴む指が滑る。 熱い紅茶が入ったカップが傾きイギリス自身の太ももに溢れ大きなシミを作るが、それすら気づかぬほど衝撃を受けていた。 視線を下げれば軍靴がゆっくりと、大股でイギリスへと近づいてきていた。 プロイセンの視線はイギリスだけに固定されている。 イギリスもまたプロイセンにしか視線が向かない。 途中からイギリスの視線が真っ直ぐプロイセンを見ていることに気がついたのか、微かに期待するような、縋るような目を向けられる。 歩き方も、靴も同じ。 視線をあげてみても、やはり。 確かにイギリスは彼にスコーンを食べさせた。 食べてくれたのだと妖精さんに報告した。 「ぷ、………ぷ、ろい…せん、………なのか?」 溢れそうなほど大きく瞳を見開いたイギリスが呟いた途端、泣き出すのではないかとイギリスが感じた瞳も大きく開いた。 辛うじて持ち手が指に引っかかっていたカップが宙に舞い、反射で出したプロイセンの掌を呆気なくすり抜けて地面へ落ち、そして割れた。 驚き受け身すら取れないイギリスは椅子から落ち、上からのしかかるように抱き着くプロイセンの下敷きになってしまった。 潰れたカエルのような他人に聞かせるべきではない悲惨な声が口から漏れるが、当の原因であるプロイセンはイギリスの体を抱きしめることに夢中で気がついていなかった。 『うわ、わ、すげぇ、触れる!触れる!イギリスだ、温けぇ!イギリス、イギリスぅ…!』 「や、やめろ、やめろってプロイセン…!ひ、ちょ、ちょっと待て、折れる!折れるから待て、ま、ぁ、嗅ぐな!嗅ぐんじゃないばかぁ!」 『いい匂いする…甘い匂い…薔薇?紅茶?何でだろ、俺様今まで匂いなんかわからなかったのに』 プロイセンの逞しい体に押し倒され、身動きが取れないイギリスの服の裾から腹筋を撫でられ首筋に鼻を埋めて匂いを嗅がれる。 怒涛の三連打にますます混乱するイギリスをよそに、プロイセンは随分と嬉しそうにしている。 「ぷ、プロイセン、待て、ちょっと待て!っぁうぅ…」 腹筋を撫でていた指が臍に入り、薄い皮膚を引っ張られる感覚にイギリスが呻く。 首筋に鼻を埋めていたプロイセンの耳朶を直撃したかなり甘い響きの呻き声。 それは幸か不幸か全てのプロイセンの行動を止めるだけの力があった。 ぴしりと石のように動かなくなったプロイセンの下で半泣きのイギリスがほっと息をつく。 怒りは不思議と湧いてこなかった。 プロイセンがこれほど喜んでいるのだ。 おそらく誰にも見つけてもらえずずっと寂しかったのだろうと当たりをつけ、怒るよりも安心させてやろうと口を開く。 「生きててよかった」 首筋に鼻を埋めたままのプロイセンの頭を優しく抱き寄せ、その銀髪を撫で付ける。 新緑の色をした大きな瞳が涙の膜を張りながら緩やかに微笑む。 ふわふわとイギリスの周りを飛ぶ妖精の光や自分の涙も合わさったプロイセンの視界にはまるで聖母のように微笑むイギリスだけが映った。 無言になりぎこちない仕草で再び顔を埋めたプロイセンは耳まで真っ赤になっていた。 ーーー プロイセン曰く、急に周りの人間から見えなくなってしまっただけで消えてはいなかったらしい。 ただ急に皆の目に映らなくなったプロイセンは見える人間を探しに諸外国を歩き、会議について行き、そして自身の葬式にも居たという。 自分自身の葬式を見るというのは一体どのような気分なのか、イギリスは考えたくもないと思った。 何にも触れず、大した食欲も睡眠欲も湧かないまま放浪していたプロイセン。 皆が自分の消滅を嘆く隣で何もできずに佇む自分の不甲斐なさに絶望するしかなかったのだろうか。 ちなみに個人宅の中には何故か入れなかったらしい。 おそらく"呼ばれていない"からなのだろう。 先程なかなか家に入らないプロイセンに「早く入れ」と急かした際そう言っていた。 紅茶を零したズボンは火傷してはいけないという至極もっともな理由で水をかけられた後で脱がされ、何故か着替えさせてももらえないままプロイセンの手に撫でられている。 気がついていないのかどんどん足の付け根に近づいており、大きく硬いプロイセンの掌で内腿を撫でられるたびに妙な気分になってしまうのでやめて欲しいとも言えず震えるのみである。 「そ、そうか…その、辛かったんだな。 ……それで、その……この格好は……いつまで………」 『何でかイギリスには触れるんだ。 誰かに触るなんてすげぇ久々でさ…お前温けぇなぁ…』 「…………お前は冷たいな」 イギリスとて空気が読めるタイプの国体である。 嬉しそうにイギリスの太ももを撫で回すプロイセンのことを変態だと思いつつ 妙な気分になる自分については棚に上げている 、何も言わずに許す程度には同情していた。 それどころか太ももに触れる指のあまりの冷たさにまるで悴んでいるようだと自らの手を重ねて暖めてやる。 背後のプロイセンが嬉しそうにイギリスを抱きしめる腕に力を入れた。 「あ、ドイツに連絡してやらねぇと」 『いや、今はいい。 俺アイツのとこにしばらくいたけど…見てらんなくてさ。 今は機会を伺ってんだ』 「そ、そうか…」 何か考え事を始めたイギリスのうなじをプロイセンが見つめる。 イギリスに触れてから、温度を感じるようになった。 正確には温度だけではなく匂いや感触も分かるようになっている。 甘い、安心するような香りに包まれどうやら睡眠欲までも復活の兆しをみせていた。 その反面、腕の中の生き物を自分だけのものにしたいという醜い欲も僅かに芽生え始めていた。 自分が見えるイギリスを離したくないという想いが強くなっていたのだろう。 『…なぁ。 俺様、お前んとこに居てもいいか?』 「ん?……あぁ、それは構わない。 部屋も用意しよう」 『いや、イギリスと一緒の部屋がいい』 振り向いたイギリスが目を見開く。 まさか同じ部屋がいいなんて言われるとは思わなかったのだろう。 「な、…何でだ?」 『俺様物にも触れねぇんだ。 何でお前には触れんのか分かんねぇけど、お前に触れてない状態だとベッドすら貫通しちまって床寝になると思う』 「お前……だからこんなにくっついてんのか……」 一応地面に足は着く。 地中に埋まったことはない。 飛行機だって椅子に座れないだけで乗れたのだとプロイセンが言い訳のような言葉を続ける。 確証は持てないがプロイセンが今のところベッドに座れているのはイギリスに触れているためらしい。 途端に可哀想なものを見る目でイギリスがプロイセンの手を握る。 「その、お、俺でよかったら…力になるから、な?」 「イギリス…ありがとな…」 イギリスの体温が移ってきたのかじんわりと温かくなっていく。 抱きしめる手に力を込めれば心まで温かくなるような気がした。 僅かに震えるプロイセンの手を黙ってイギリスが撫でてくれる。 抱きしめているのはプロイセンの方だが、どうにもプロイセンの方が抱きしめられているような気がした。 腕の中で無抵抗なイギリスから漂う甘い香りがプロイセンの荒んでいた心を浄化するようだった。 [newpage] 「っん、ぐ」 自分の妙な声で目が醒める。 体が重い。 身動ぎしようとして、しかし全く出来ずに首を傾げた。 視線を動かせばいつもイギリスが抱き抱え眠っているテディベアが見える。 昨日はプロイセンが部屋まで来たせいで毎日抱きしめて寝ているなどとは言えず枕元で待機してもらっていた。 傾げた首が自身を抱きしめる男の肩に触れたところでようやく覚醒する。 いつの間にか枕元にテディベアと並んで青い軍服が畳んで置いてあった。 「………ん、…?」 布団を被るイギリスの肌に直接他人の肌が触れていることに気がついた。 ふともう一度青い軍服を眺め、視線を自分の後ろへと向ける。 黒いタンクトップを身につけた筋肉質な肩が見える。 寝ぼけ気味の頭で「あぁコイツのか」と納得したイギリスが暖を取ろうと無意識にその肩へと頬を寄せた。 周りの人間からは見えない触れないと告げられた割にイギリスに触れる分には何も問題ないため過剰なほどに触れてくるのだろう。 元々寂しがりでうるさい男なのだからと思うと哀れでしかない。 体を捻ったせいかイギリスの腰に脚を回して抱き着いていたプロイセンの腰に尻を押し付ける形になる。 特に気にせず捻ると同時に、尻に何か硬いものが当たった。 「ん?……あ、あれ?」 両腕はイギリスの腰に回っている。 何故か衣服の下に腕があるのはこの際気にしない。 人肌が恋しいとでも思ったのだろう。 昨日感じた冷たすぎる温度は、イギリスの体温が移ったのかじんわりとした温かさがあった。 なんか硬い。 コイツはもしや人の家で寝ている時も武器を手放していないのか? イギリスはまず初めにプロイセンの服のポケットに何か入れているのかとも思ったが、彼の衣服は枕元に畳んで置いてある。 彼はタンクトップと下着のみだ。 ポケットの付いている下着など聞いたことはない。 しかし恐る恐る尻を動かしてみても、やはり硬い。 急遽考えるのをやめた。 硬いものの正体が分かったイギリスは特に気にせず再び瞼を閉じる。 同じ男としての生理現象をとやかくいうつもりはなかった。 「朝から元気なこって…」 年寄りくさいことを呟き、イギリスが二度寝に入る。 寝ぼけているのか気が緩んだのか、不思議と誰かに抱きしめられるのも悪くはないと思った。

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キャラクター紹介●ゴールド

こく し ぼう 正体

国防仮面(こくぼうん)とは、『』の・特典および、『-の章-』『-の章-』に登場する憂のである。 概要 初登場は『』の・特典。 町内で事件や問題が発生した場合、と現れて解決していき、その際に「国防仮面」と名乗ることから一般に広まった。 が調したところ、はのみ、はから出没するようである。 その体系とからであるようだが・・・ 正体 その正体はである。 一期11話においてを破壊した事によると、足が動くことによっていてもたってもいられなくなったことから、の活動以外でも周りの役にたつ事がしたいということで活動を始めた。 のからは正体はバレバレであったが、一、友奈だけは正体を知る事ができなかった。 発案者 『-の章-』3話において、が見た夢で上の初登場。 それを聞いたが気に入った事からを作成し、小学の前で 防なる を披露している。 その際、園子も同様のを身にまとっており、『-の章-』1話において、国防仮面であったことをにした。 関連動画 関連商品 関連項目•

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