蜂蜜 と 遠雷 映画 評価。 恩田陸は女だった!直木賞「蜜蜂と遠雷」ネタバレあらすじ・感想評価レビュー

【みんなの口コミ】映画『蜜蜂と遠雷』の感想評価評判

蜂蜜 と 遠雷 映画 評価

スッタフ・キャスト 原作 — 恩田陸「蜜蜂と遠雷」 監督・脚本・編集 — 石川慶 栄伝亜夜 — 松岡茉優 高島明石 — 松坂桃李 マサル・カルロス・レヴィ・アナトール — 森崎ウィン 風間塵 — 鈴鹿央士 高島満智子 — 臼田あさ美 仁科雅美 — ブルゾンちえみ ジェニファ・チャン — 福島リラ ピアノ調律師 — 眞島秀和 クロークの女性 — 片桐はいり 菱沼忠明 — 光石研 田久保寛 — 平田満 ナサニエル・シルヴァーバーグ — アンジェイ・ヒラ 嵯峨三枝子 — 斉藤由貴 小野寺昌幸 — 鹿賀丈史 登場人物紹介 栄伝亜夜 — 松岡茉優 将来を嘱望されていた天才少女だったが、母親の死をきっかけに表舞台から消えていた。 今回のコンクールに再起をかける。 『蜜蜂と遠雷』あらすじ 3年に一度開催され、若手ピアニストの登竜門として注目される芳ヶ江国際ピアノコンクール。 かつて天才少女と言われ、その将来を嘱望されるも、7年前、母親の死をきっかけに表舞台から消えていた栄伝亜夜は、再起をかけ、自分の音を探しに、コンクールに挑む。 そしてそこで、3人のコンテスタントと出会う。 幼少の頃、亜夜と共にピアノを学び、いまは名門ジュリアード音楽院に在学し、人気実力を兼ね備えた優勝大本命のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール。 国際コンクールの熾烈な戦いを通し、ライバルたちと互いに刺激し合う中で、亜夜は、かつての自分の音楽と向き合うことになる。 果たして亜夜は、まだ音楽の神様に愛されているのか。 まだ映画を見てない方はネタバレに注意してください。 スポンサードサーチ 『蜜蜂と遠雷』感想・レビュー 物語の舞台となるのは、3年に一度開催され、若手ピアニストの登竜門として注目される芳ヶ江国際ピアノコンクール。 主人公・栄伝亜夜(松岡茉優)は、将来を嘱望されていた天才少女だった。 しかし母親の死をきっかけに表舞台から姿を消して、7年。 再起をかけ自分の音を探しにコンクールへと挑む。 この映画ではそんな亜夜と、亜夜とコンクールで競うライバルたち3人にスポットが当てられます。 楽器店勤務のサラリーマンで妻と息子がいる 高島明石(松坂桃李)• 今回のコンクールの大本命で、ルックスと育ちの良さから「ジュリアード王子」と呼ばれている マサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎ウィン)• 今は亡き著名なピアニスト・ホフマンに見いだされ、コンクールに送り込まれた神童・ 風間塵 (鈴鹿央士) コンクールの話と聞いて彼らと亜夜がバチバチにやり合う話なのかと思ってましたが、そういったスポ根な展開はほとんどなかったです。 唯一、桃李くん演じる明石には、才能の壁やコンクールに敗れた悔しさが感じ取れた。 映画を見ている人たちほとんどが明石に1番近い感覚を持っているんじゃないかな? わたしは明石に1番感情移入できたし、明石と同じように3人を羨ましいとも思った。 そんな明石の演奏を聴いて亜夜は刺激を受けます。 さらにマサルや風間塵との関わりもあって、亜夜はかつての自分の音楽と向き合っていきます。 【母親の死をきっかけに表舞台から姿を消す】という設定は『四月は君の嘘』の有馬公生とソックリだなと思ったのですが、原作が連載されたのはこちらの方が先なんですね。 身内の死から自分と向き直り再生するという物語はポピュラーなものであるのであまりツッコマないでおこう・・。 それはさておき、亜夜ちゃんが過去の自分と向き直り、悲しみを乗り越えていく様子は涙無しでは見られなかった。 音楽と繊細な松岡茉優の表情。 それだけで伝わってくる悲しみと葛藤。 そして過去の自分を乗り越えた時の亜夜の姿・・・ こんなん見せられたら絶対泣くでしょ😭 臨場感に圧倒される本選 第3次予選が終わり、いよいよ本選。 本選の課題は、指定のピアノ協奏曲からオーケストラと演奏。 指揮者に大物・小野寺昌幸(鹿賀丈史)を迎えます。 本番前の練習から小野寺の存在感がすごい。 予告映像ですらビビった 「ピアノの音が出なくなったのかと思った」もここで発言されますw 亜夜もマサルも小野寺にキツい一言を喰らい、いざ本番ーーー。 オケとタイミングが合わないことを気にしていたマサルは、本番では見事に演奏。 ここには痺れた。 小野寺もニンマリ。 厳しいだけで悪い人ではないみたいw 次に、風間塵。 風間くんは大物・小野寺相手にリハを行っておらず、楽器のポディションの入れ替えを提案するのみでした。 その理由に鳥肌・・・・・!!! 風間くんが楽器の位置を変えた理由は、そこだけ床の張り替え工事(うる覚え)が行われていて、楽器の音が綺麗に聞こえないらしい。 「風間くんはそのことに気づいたんだ」 ステージマネージャーのこの言葉には沸いた。 本番でも楽しそうに演奏する風間くん。 本当に天才少年にしか見えなかった。 この無垢で純粋な感じが出せる鈴鹿央士くんにも逸材さを感じる🤔 広瀬すずは人を見抜く力もあったようだ😌 そして亜夜の出番。 亜夜は7年前、オケとの演奏中にピアノを弾くことができなくなり、コンクールをドタキャンしています。 オケとの演奏は亜夜にとってトラウマというわけです。 それだけでもなかなかの試練なのに指揮者の小野寺さんはめちゃくちゃ感じが悪い。 「ピアノの音が出なくなったのかと思った」 なんて言われたら豆腐メンタルの私だったら絶対にドタキャンしちゃうよ・・・・。 これでもかというほどの難題の揃ったコンクール本選の本番。 亜夜は見事に演奏します。 このシーンでは思わず涙が・・・・😭 母親の死という悲しい出来事を乗り越え、成長した亜夜。 というように本選での臨場感はすごかった。 自分が本選会場にいるかのような感覚で演奏にも映画にも入り込めました。 まだ見ていない人、もしくは2回目鑑賞予定の人には、大きなスクリーンで見ることをオススメしたい。 スポンサードサーチ.

次の

蜜蜂と遠雷 : 作品情報

蜂蜜 と 遠雷 映画 評価

映画化不可能と言われた作品を映画化するにあたって 原作者の恩田陸氏からの注文はただ一つだったそうです。 前編後編の二部作にしないこと 緻密に構成された500ページを超える長編小説を二時間あまりに収めることは至難の業です。 おそらく、製作条件が許すのであれば、二部構成として小説の世界観を損なわずに構成したいと映像作家なら誰もが思うはずです。 しかしながら、 原作者はそれをあらかじめ封じます。 これは想像ですが、原作を単になぞるのではなく、優れた解釈を示してみなさいというある種の試練(挑戦状)であったのでしょう。 監督(脚本・編集)の石川慶氏は真正面からそれを受けとめたようです。 原作のイメージにぴったりだったのは、ベテランステージマスター田久保寛役の平田満さんです。 何より抑制の効いた低音が魅力的でした。 原作の映画化のパターンについて 原作モノの映画製作のパターンは概ね次の5つに分かれます。 原作を冒涜するただの紛い物• 原作を無視した全くの別物• 原作の表象(アイテム)を忠実になぞった失敗作• 原作の世界観を正しく理解し、原作の世界観を補強・補完する良作• 原作の優れた解釈として成立している傑作 言うまでもなく、本作は「原作の優れた解釈として成立している傑作」に他なりません。 当然ながら、「優れた解釈としての作品」はそれほど多くありません。 商業的制約の中で独自の解釈を成立させる困難がどこまでもつきまとうからでしょうか。 例外のひとつとしてタルコフスキーの「ストーカー」が挙げられます。 機会があればぜひご覧ください。 監督石川慶の解釈とは 小説というメディアを通して原作者の恩田陸は「音楽」をどのように表現するかを徹底的に考え抜き、「言葉(文章)」で音楽を奏でることに成功しました。 石川監督は、映画というメディアを通して小説世界の世界観をどのうように表現するのかを考え抜きます。 出した答えは至ってシンプルでした。 小説ではできないことを行う。 音楽、つまり「音」を前面(全面)に押し出すのだと。 音楽がテーマである物語なのだから音(音楽)の映画にするのだと。 ゆえに、 執拗に音にこだわりぬきます。 ここで言う「こだわる」とは、音以外の要素を徹底的に排除することを意味します。 本作には印象的な場面がたくさんあります。 多くの方がまず始めに挙げるのが、月夜の連弾のシーンでしょう。 特に印象に残ったのが、砂浜のシーンの冒頭部分です。 まずマサルと亜夜が見え始め、時間差で明石と元同級生のジャーナリストが続き、少し遅れて、左横から塵が出てきます。 俯瞰のカメラはどこまでも自然体です。 遠すぎず近すぎず。 徹底的な排除 排除すると決めた限りは、潔さは相当なものです。 栄伝亜夜(えいでん あや)・風間塵(かざま じん)・マサル・カルロス・レヴィ・アナトールの3人の天才の関係性を必要最低限にしか描写しません。 と同時に、 3人の中の心理的葛藤という「文学的構成要素」をほとんど描こうとしません。 ほぼ全面的に放棄しています。 実際、観ている最中には、これは余りにも省略が過ぎるのではないかと心配したほどです。 しかしながら、 「音」を鳴らすための演出であると理解できた後は、その潔さに参りました。 人間関係や心理描写はスクリーンの上では不純物であり、不必要なのです。 本作に対して小説と比較すると、心理描写というものが著しく欠けているために、深みがない、表層的であるといった批判がみられます。 監督の演出意図を正確に理解するのであれば、それが見当違いであることは自明であるはずでしょう。 松岡茉優さんがどうしてこの役に抜擢されたのかが、映画を観てよく理解できました。 松岡の演技が見せるナチュラルな素っ気なさを監督は演出上、何よりも欲したに違いありません。 亜夜という役柄は凡庸な女優であれば「文学的苦悩」が前景化してしまうのです。 「音」が主役の映画に「心理」が前に出ることは許されるはずがないのだから。 圧巻の音が主役 本作のクライマックスは本選における栄伝亜夜の演奏です。 ピアニストの河村尚子氏が演奏しています。 現在ドイツ・フォルクヴァング芸術大学教授。 素晴らしい旋律。 出典:公式サイト「蜜蜂と遠雷」 映画の中では、直接的にはタイトルの意味について言及されてはいません。 しかしながら、 音(音楽)それ自体が主題(主旋律)であることから私は次のように解釈しました。 世界からの祝福(世界の福音) 言うまでもなく、世界とは音楽に溢れた時空に他なりません。 本作は「音(音楽)それ自体」を主題としたために、その体現者である栄伝亜夜(松岡茉優)を主演と位置付けました。 ゆえに、亜夜が蜜蜂、すなわち(音の)媒介(触媒)者の役割を担っています。 これは小説の場合は風間塵であったために、明らかに異なった解釈となります。 本作に頻出する「雨だれ」と「黒馬」のイメージは「蜜蜂」と「遠雷」を容易に連想させます。 栄伝亜夜の「音楽的成長」と「精神的克服」が問われるシーンに呼び出されるこの音的なイメージは「雨だれと黒馬」が亜夜にとっての「蜜蜂と遠雷」であることを示唆しているとは言えるはずです。

次の

【みんなの口コミ】映画『蜜蜂と遠雷』の感想評価評判

蜂蜜 と 遠雷 映画 評価

まず映画賞の中でも最も早く開催され、その後の賞レースの指針となるともいわれる「報知映画賞」では、海外部門・作品賞にノミネートされた『ジョーカー』と並び、邦画部門・作品賞を受賞。 加えて本作で映画デビューを飾った鈴鹿央士が新人賞を受賞した。 また映画人の育成を図り功績をたたえる「山路ふみ子映画賞」には石川慶監督が選ばれ、「日刊スポーツ映画大賞」では松岡茉優が主演女優賞、「ブルーリボン賞」でも最多4部門ノミネートを果たし堂々の結果を残し、日本で最も権威ある映画賞と呼び声が高い「日本アカデミー賞」では、優秀作品賞を受賞したほか6部門で優秀賞を受賞した。 さらに「毎日映画コンクール」では監督賞に加え、2019年邦画作品のNO,1に与えられる「日本映画大賞」に選ばれ、まさに至極の音楽映画として日本中から大きな注目を集めている。 豪華版には、俳優陣がピアノに挑んだ姿を収めたメイキングほか貴重映像が満載! 豪華版には撮影の舞台裏を余すところなく収めたメイキングをはじめ、作中に収まりきらなかった『春と修羅』、さらにクライマックスを盛り上げた3つの協奏曲ロングバージョンなど貴重映像が収録されている。 史上初の快挙となる<直木賞>(第156回)と<本屋大賞>(2017年)のW受賞を果たし、累計発行部数は150万部を突破した。 文字から音が聴こえてくるとまで言われる圧倒的な音楽描写を伴うこの物語は、恩田曰く、「そもそも、この小説は絶対に小説でなければできないことをやろうと決心して書き始めたもの」であり、「映画化の話があった時は、なんという無謀な人たちだろうとほとんど内心あきれていた」ほどだったという。 しかし本作を観終えた恩田は、「『参りました』を通り越して『やってくれました!』の一言です」と最終的にそのクオリティを絶賛した。 そして注目のキャスト陣には、亜夜役として、近年精力的に映画出演を果たし、第42回日本アカデミー賞において、『勝手にふるえてろ』で優秀主演女優賞、『万引き家族』で優秀助演女優賞を受賞するなど、今最も輝く女優の一人となった松岡茉優が主演。 明石役には映画、ドラマ、舞台で幅広い役に挑戦し、2018年に公開された『孤狼の血』では第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞するほか、多数の映画賞で受賞するなど目覚ましい活躍を続ける松坂桃李。 マサル役にはスティーヴン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』に出演し、スピルバーグ本人からその演技力を絶賛された期待の若手・森崎ウィン。 そして謎の少年・塵を演じるのは、新人ながら100人を超えるオーディションで「塵そのものだ」と監督を唸らせた新星・鈴鹿央士が大抜擢された。 ピアノの実演で作品を彩るのは、世界で活躍する日本最高峰のピアニストたち!! 一切の妥協なく、本物の音を追求した本作。 楽曲を実際に奏で、白熱のピアノコンクールを彩るピアニストには、河村尚子、福間洸太朗、金子三勇士、藤田真央という世界で活躍する日本最高峰のピアニストたちが集結した。 それぞれが亜夜、明石、マサル、塵、というキャラクターに沿った演奏を披露する。 そして、物語のキーとなるオリジナル楽曲「春と修羅」を作曲するのは、日本を代表する作曲家であり、ロンドンを拠点に国際舞台で活躍している藤倉大。 彼の手により生み出された「春と修羅」によって、4人の運命が動いていく…。 キャストのインタビュー、演奏場面映像、クランクアップ映像などで映画の舞台裏に迫る。 3年に一度開催され、若手ピアニストの登竜門として注目される芳ヶ江国際ピアノコンクール。 かつて天才少女と言われ、その将来を嘱望されるも、7年前、母親の死をきっかけに表舞台から消えていた栄伝亜夜は、再起をかけ、自分の音を探しに、コンクールに挑む。 そしてそこで、3人のコンテスタントと出会う。 幼少の頃、亜夜と共にピアノを学び、いまは名門ジュリアード音楽院に在学し、人気実力を兼ね備えた優勝大本命のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール。 国際コンクールの熾烈な戦いを通し、ライバルたちと互いに刺激し合う中で、亜夜は、かつての自分の音楽と向き合うことになる。 果たして亜夜は、まだ音楽の神様に愛されているのか。 そして、最後に勝つのは誰か? キャスト• 松岡茉優 松坂桃李 森崎ウィン 鈴鹿央士(新人) 臼田あさ美 ブルゾンちえみ 福島リラ/眞島秀和 片桐はいり 光石研 平田満 アンジェイ・ヒラ 斉藤由貴 鹿賀丈史 スタッフ• 原作:恩田陸「蜜蜂と遠雷」(幻冬舎文庫)• 監督・脚本・編集:石川慶• 「春と修羅」作曲:藤倉大• ピアノ演奏:河村尚子 福間洸太朗 金子三勇士 藤田真央• オーケストラ演奏:東京フィルハーモニー交響楽団(指揮:円光寺雅彦)• 発売・販売元:東宝株式会社•

次の