アジャイル 開発 と は。 アジャイル開発とは(前編)アジャイル開発の概要とウォーターフォール開発との対比 : 富士通ソフトウェアテクノロジーズ

アジャイル開発の導入を成功に導く!アジャイル人材育成のポイント

アジャイル 開発 と は

アジャイル開発はビジネスの変化に追従すべく生まれた アジャイル開発はなぜ必要なのでしょうか。 アジャイル開発を推進するにあたり、この問いの答えを常に念頭に置いていなければ、例えエンジニアとしてノウハウを知っていたとしてもうまく社内で浸透させたり、活用することはできないでしょう。 問いの答えを一言で言うと、「ビジネスの変化に追従するため」です。 ウォーターフォール型開発の問題点とアジャイル開発誕生の経緯 アジャイル開発と対極にある「ウォーターフォール 型開発」では、要件定義からリリースまでそれなりの期間を要します。 ソフトウェアとして動作する形になるまで最低でも数ヶ月、長いと数年に渡って開発を続けます。 そうしたときに発生するのが、 要件の陳腐化です。 ソフトウェアに求められる要件をビジネス環境、企業の状況に合わせて洗い出していても、リリース時には数年が経ってしまっていたとしたらどうなるでしょうか。 世の中のビジネス環境も企業の状況も変化してしまい、開発したソフトウェアが使い物にならない状況がになりかねないのです。 数十年前のようにソフトウェアが普及していなかった時代は、待望のソフトウェアを作り上げるために数年かけて開発しても問題はなかったでしょうが、現在ソフトウェアに求められることは「スピード」と「高品質」の両軸になってきています。 例えば、昔は文字や画像が表示できればよかったWebブラウザも、今ではユーザーが望む機能を各種プラグイン(拡張機能)として提供し、どんどん使いやすいものに変えていく時代です。 ただ使えればいいだけでなく、市場と企業の実態に合わせたソフトウェアが必要とされてきているのです。 そういった市場の要望を満たすために生まれたのが、「アジャイル開発」です。 アジャイル開発では、 ソフトウェアを1、2週間ほどの短い期間で次々とアップデートしていきます。 そうすることで、ユーザーからフィードバックを受け、方向修正しながら、理想のソフトウェアに近付けていきます。 このような背景を知ると、アジャイル開発が現代のビジネスにおいて必要なものだとご理解いただけるでしょう。 アジャイルの広がりと人材採用の難しさ 第13回STATE OF AGILE REPORT によると、世界でアジャイル開発を実践していると回答した組織は97%に達しています。 日本でもアジャイル開発が広がってきていますが、PMIの「2019年 アジャイル プロジェクト マネジメント 意識調査結果と提言 」によると、 国内で現在もアジャイル開発を継続していると回答したのはわずか31%でした。 日本のソフトウェア業界は世界から数年遅れていると言われていますが、それが数字として表れています。 参考 世界に追いつこうと国内のIT企業では数千人規模の大幅な増員を計画しており、優秀なIT人材は不足しがちな状況にあります。 外部からアジャイル開発のスキルがある人材を採用するのも1つの手ではあるのですが、いい人材に巡り合える保証はありません。 そこで、有効なのが社内でアジャイル人材を育成することです。 もちろん育成も簡単なことではありませんが、本記事のポイントを押さえることでアジャイル人材育成の一歩を踏み出すことができるでしょう。 良い人材が応募してくるのを待つよりも確実にアジャイル人材を獲得できます。 アジャイル(スクラム)開発を支える推進体制 アジャイル開発を推進するにあたって、チームメンバーとしては主に3つの役割の人材が必要です。 なお、ここではアジャイルの主流な開発手法である「スクラム開発(チームのコミュニケーションを重視する開発手法)」を例にご紹介しますが、他の開発手法でも名前の違いはあれど、役割、体制に大きな差はありません。 プロダクトオーナー プロダクトであるソフトウェアに対する投資対効果(ROI)を最大化することに責任をもつ存在です。 プロダクトオーナーは、プロダクトへの要求機能を常に最新化し、優先度を付ける「プロダクトバックログ」と呼ばれる作業を行います。 プロダクトに対する情熱を語り、開発メンバーと議論を重ね、プロダクトの価値を最大化するよう取り組みます。 受託開発の場合、ユーザー企業の責任者、もしくはユーザーを熟知した社内メンバーがこのポジションとなることが多いです。 開発メンバー 実際に手を動かしてプロダクトを開発し、プロダクトの価値を高めていくことに責任をもちます。 基本的に開発メンバー内での役割分担は細かく行わず、1人が複数のタスクを担います。 各開発メンバーが強みをもち寄り自律的に行動することで、互いに貢献し合います。 開発スキルに加えて、コミュニケーション力、改善スキルが求められます。 スクラムマスター 名前の通りスクラムのマスターとなり、スクラム成功に向けて全体を支援し、スクラムをうまく進めることに責任をもちます。 開発メンバーのスクラムへの理解を深め、実践できているかを常にチェックします。 コントロール型の管理ではなく、メンバーを支援するファシリテーターのような役割です。 開発ルールなどの決定権は開発メンバーに委譲し、自分たちで考え、決められるチームを作ることが求められます。 アジャイルを社内に導入するにあたって、最も重要なポジションはスクラムマスターです。 なぜなら、どのポジションよりもアジャイル、スクラムに対する理解、経験が必要となるからです。 他のポジションもアジャイルの経験者がいれば言うことなしですが、まずはスクラムマスターがアジャイルの火種をつけ、広げていくことを目標としても良いでしょう。 スクラム以外の開発手法でも同様に、まずはアジャイル開発のプロジェクトに最低1人、アジャイルを推進できる知識と経験がある人材を配置しましょう。 アジャイルを推進する人材に求められる3つの知識とスキル 実は、ウォーターフォール 型の開発経験が豊富なエンジニアであったとしても、アジャイル型の開発となると簡単には切り替えることが出来ないのが実情です。 その理由は、それぞれの開発手法で必要なスキルが異なるからです。 アジャイルを推進する人材にはどのような知識・スキルが求められるのでしょうか。 ソフトウェア開発における基本スキル(要件定義、方式設計、プログラミング、テストなど)はもちろん必要ですが、ここではアジャイル開発で特に重要とされる3つのポイントについて解説します。 アジャイルの原理、原則の理解 アジャイルを推進するにあたって、アジャイルの原理、原則の理解が必須です。 たとえ「バーンダウンチャート」、「タスクかんばん」といった手法が使えても、あるいはテスト駆動開発やリファクタリングができても、アジャイルの原理、原則に即さず進める開発はアジャイル にはなり得ません。 アジャイルの原理、原則を理解するうえで最も参考になるのが「アジャイルソフトウェア開発宣言」です。 アジャイルソフトウェア開発宣言は、ウォーターフォール など従来型の開発と異なる手法を提言していた開発者が集まって議論し、2001年に公開されたものです。 具体的な方法論ではなく、下記のように4つの原理原則が記されています。 プロセスやツールよりも 個人と対話を、 包括的なドキュメントよりも 動くソフトウェアを、 契約交渉よりも 顧客との協調を、 計画に従うことよりも 変化への対応を、 価値とする。 すなわち、左記の事柄に価値があることを 認めながらも、私たちは右記のことがらにより価値をおく。 文中にある左記とは、「プロセスやツール」「包括的なドキュメント」「契約交渉」「計画に従うこと」を指し、一方で右記は「個人と対話」「動くソフトウェア」「顧客との協調」「変化への対応」を指します。 いずれも左記の事柄を否定しているわけでなく、左記を重要としつつも、右記の事柄をより重要と考えましょうということです。 この他にも12の原則も記載されており、今日のアジャイル開発の礎となっています。 技術スキル 開発メンバーにはソフトウェア開発の基本スキルと合わせて、以下の技術スキルが求められます。 プロジェクトによっては採用しない場合もありますが、アジャイルを進めるうえで基本的なものなので、どのような内容か理解し、実践できるようになっておきましょう。 ペアプログラミング• テスト駆動開発• テスト自動化• 継続的インテグレーション チーム運営スキル ファシリテーションなどのチーム運営スキルは、スクラムマスターに必携のスキルです。 アジャイルは常に改善を続けながら開発する手法のため、その主役は開発メンバーと言えますが、その開発メンバーが活きるかどうかはスクラムマスターの手腕にかかっています。 スクラムマスターがメンバーの悩みを聞き、アイディアを引き出し、メンバーが輝く環境を作るために下記のようなチーム運営のノウハウは押さえておくべきです。 スプリント計画、推進• 日次ミーティング• タスクかんばん• バーンダウンチャート• 振り返り ヒューマンスキル 最後にヒューマンスキルです。 これらは学んだからといって簡単にできるようなものではありません。 アジャイルを通して、自ら悩んで失敗していくなかで習得できるものと言えるでしょう。 具体例として次のようなものが挙げられます。 継続的改善• コーチング• ファシリテーション• サーバントリーダーシップ どのスキルも、ハウツー本を読むなどといったインプットだけで身につくものではありません。 実際のプロジェクトで体験することが、最短の習得方法と言えます。 アジャイル人材育成の手順 では、具体的にどのような手順でアジャイル人材を育成していけばよいのでしょうか 人材の選定 まずは、社内で育成する人材を選定しましょう。 最低でも下記2点を満たす人材が望ましいです。 アジャイルへの興味、関心があること• 先述の「ヒューマンスキル」を持ち合わせていること 興味、関心があることはもちろん、すぐに伸ばすことができないヒューマンスキルを持ち合わせた人材が良いでしょう。 1名でも構いませんが、2名以上選ぶと、実際のプロジェクトに入ったときに他メンバーのアジャイルへの理解度が深まりやすくなります。 研修でアジャイルを体感 次に、選定した人材に研修を受けてもらいます。 本やネットの情報でどれだけインプットしても、実際に体感しないとわからないことが多くありますので、研修は必須と言えます。 研修には講座型と実習型があり、実習型はぜひ受講すべきです。 研修の中でアジャイルを体感し、自らノウハウを見出すことが何よりスキルアップにつながります。 プロジェクトで実践 研修を受けたら実際のプロジェクトで実践しましょう。 とはいえ、いきなり失敗が許されない大きなプロジェクトでアジャイルを導入するのは危険です。 まずは、小さなプロジェクト、もしくは大きなプロジェクトの一部から、そして失敗のリスクを許容できるプロジェクトを対象に導入しましょう。 アジャイル開発の実践演習が研修に組み込まれていたり、外部のアジャイルコーチに入ってもらうことも大変有効です。 研修を受けたメンバーを中心に、アジャイル開発を実践し、各メンバーのアジャイルスキルを高めていきます。 社内にアジャイルを拡大 そして、実際のプロジェクトで経験を積んだメンバーを分散させ、OJTを通して複数のプロジェクトにアジャイル開発を広げていきます。 勉強会を開いたり、専門の部署を立ち上げたりして裾野を広げていくのもいいでしょう。 おわりに アジャイル人材を育成するのは簡単ではありません。 しかし、時代に適さないソフトウェア開発は、ビジネス環境への対応の遅れにつながる恐れがあります。 アジャイル開発が広がりつつある今が乗り遅れないチャンスです。 本記事を活用してアジャイル人材を育成し、社内にアジャイル開発を広めていきましょう。 即戦力人材を育成するでは、アジャイル開発の手法を正しく学ぶ「開発系プロジェクトマネジメント」講座 をご用意しています。 また、 インターネット・アカデミーの魅力は、研修カリキュラムを各企業担当者様のご要望やターゲットに合わせて「フルカスタマイズ」できる点にあります。 新入社員などの知識ゼロからのエンジニアを育成することはもちろん、ウォーターフォール開発に慣れた中堅社員向けに、必要な内容をピックアップして無駄を削ぎ、カリキュラムを最適化することができるのです。 また、ご要望次第では、研修後に開発演習として実際にチームを組んでアジャイル開発演習を行うこともできるので、外部講師にチェックを受けながら研修内で実践力を確実につけていくことが可能です。 ご興味があるご担当者の方は、ぜひお気軽にご相談下さい。

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アジャイルソフトウェア開発

アジャイル 開発 と は

アジャイルソフトウェア開発とは? アジャイル開発は、システムやソフトウェア開発におけるプロジェクト開発手法の一つです。 アジャイル開発の「アジャイル」は「素早い」という意味で、従来のウォーターフォール開発などよりも素早いという意味です。 「あらかじめ全工程にわたる計画を立て、それを実行する」という開発プロセスではなく、開発中に発生する様々な状況の変化に対応しながら開発を進めていく手法です。 このような小さいサイクルを繰り返すことで、個々の機能の開発が独立して完結するため、 開発期間中の仕様変更の発生に強く、リスクを最小化させることが可能です。 この小さなサイクルの繰り返しを、アジャイル開発では「イテレーション(反復)」と呼んでいます。 イテレーションは1週間から4週間ごとが一般的であり、イテレーションごとに機能をリリースすることを繰り返します。 また、アジャイル開発では、顧客(ステークホルダー)を含めたチーム単位で開発を進めることも特徴の1つです。 チームメンバーは、設計者やテスターのように役割が決まっているわけではなく、 チームで分担して1つのイテレーションを完結させていくという考え方のもと、プロジェクトが進みます。 顧客や製品のユーザーは、直接的に開発チームに要望を伝えることはできませんが、レビューの際にフィードバックすることなどにより、チームに貢献します。 アジャイル開発の背景にある「アジャイルソフトウェア開発宣言」 アジャイル開発の背景となっているのが「アジャイルソフトウェア開発宣言」です。 「アジャイルソフトウェア開発宣言」は、従来のソフトウェア開発手法とは異なる手法を実践していた17人のソフトウェア技術者が集まり、ユーザーのニーズ、プログラミングの手法や言語、ソフトウェアの設計などについて議論を通じ、生み出されました。 「アジャイルソフトウェア開発宣言」には、アジャイルの定義と12の原則が定義されています。 アジャイルソフトウェア開発宣言の内容は、以下の通りです。 私たちは、ソフトウェア開発の実践 あるいは実践を手助けをする活動を通じて、 よりよい開発方法を見つけだそうとしている。 この活動を通して、私たちは以下の価値に至った。 プロセスやツールよりも個人と対話を、 包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、 契約交渉よりも顧客との協調を、 計画に従うことよりも変化への対応を、 価値とする。 すなわち、左記のことがらに価値があることを 認めながらも、私たちは右記のことがらにより価値をおく。 また「アジャイルソフトウェア開発宣言」12の原則は、以下の通りです。 要求の変更はたとえ開発の後期であっても歓迎します。 変化を味方につけることによって、お客様の競争力を引き上げます。 動くソフトウェアを、2-3週間から2-3ヶ月というできるだけ短い時間間隔でリリースします。 ビジネス側の人と開発者は、プロジェクトを通して日々一緒に働かなければなりません。 意欲に満ちた人々を集めてプロジェクトを構成します。 環境と支援を与え仕事が無事終わるまで彼らを信頼します。 情報を伝えるもっとも効率的で効果的な方法はフェイス・トゥ・フェイスで話をすることです。 動くソフトウェアこそが進捗の最も重要な尺度です。 アジャイル・プロセスは持続可能な開発を促進します。 一定のペースを継続的に維持できるようにしなければなりません。 技術的卓越性と優れた設計に対する不断の注意が機敏さを高めます。 シンプルさ(ムダなく作れる量を最大限にすること)が本質です。 最良のアーキテクチャ・要求・設計は、自己組織的なチームから生み出されます。 チームがもっと効率を高めることができるかを定期的に振り返り、それに基づいて自分たちのやり方を最適に調整します。 ウォーターフォール開発とは、システム開発の開始時に、全工程を通したプロジェクトの要件定義や設計を細かく決めてから、開発に取り掛かる方法のことです。 プロダクトは、プロジェクトの立ち上げ当初に決定した仕様を忠実に実装することを想定し、その仕様を全て満たした時点で開発完了となります。 ウォーターフォール開発は大規模なシステムの開発で使われていた技術であり、 工程の変更や後戻りを想定していない手法です。 そのため、開発やテストの段階で仕様や設計のミスが明らかになった場合、修正に多大なコストが必要となることが弱点でした。 一方、アジャイル開発は、最初から決まった仕様を100%満たすように開発することだけを想定したものではありません。 アジャイル開発では、テストを含んだイテレーションを何度も繰り返して、システム全体をブラッシュアップしながら徐々に100%に近づけていくイメージです。 そのため、 エンジニアだけでなく、顧客も巻き込んだチーム一体となってシステムを開発していきます。 アジャイル開発では、各工程で発生した小さなエラーを修正しながら開発できるため、開発チームにあまりコストをかけることなく、少しずつプロダクトを完成に近づけることが可能です。 アジャイル開発の手法とポイントをおさえよう アジャイル開発の手法として代表的なものに「スクラム」「エクストリーム・プログラミング(XP)」「ユーザー機能駆動開発(FDD)」の3つがあります。 それぞれについて詳しく解説します。 アジャイル開発の主流:スクラム スクラム(Scrum)とは、チーム一体となってシステム開発を行うフレームワークのことです。 ラグビーのスクラムが語源とされています。 開発チームの作業とプロダクトに責任を持つ「プロダクトオーナー」と、プロジェクトを円滑に進めることに責任をもつ「スクラムマスター」がチーム全体を支援し、開発チーム(3~9人程度)が実際に開発を行います。 スクラムでは、以下の6つのプロセスを定義し、これらの段階的な管理と反復をしながら開発を進めます。 デイリースクラム 毎朝チームで集まり、チーム全体の状況や障害、問題点、その日に行う予定の作業を確認します。 リリースプランニング(プロダクトバックログ) プロジェクトの立ち上げ時に、開発するプロダクトの機能の実装順序や開発期間について、チーム全体で計画を立てます。 スプリント計画(スプリントバックログ) 1つのイテレーション期間で、プロダクト全体からどの範囲の機能を実現させるかについて、チーム全体で計画を立てます。 スプリント 実際の1つのイテレーション期間の開発工程です。 スプリントプロセスでは機能の追加や変更、削除は認められません。 スプリントレビュー 1つのイテレーション期間で完成したプロダクトのデモを行います。 プロダクトがミスなく実装されており、安定して動作することを確認します。 振り返り 振り返りはスプリントごとに行います。 各スプリントの良かったことや問題点、これから挑戦したいことなど、メンバー全員で話し合い確認します。 このように、 スクラムではアジャイル開発の中でもエンジニアや顧客がチームとなってプロジェクトを遂行することに重点を置いています。 そのため、チーム内でのコミュニケーションが非常に重要となります。 アジャイル開発の手法:エクストリーム・プログラミング(XP) エクストリーム・プログラミング(Extreme Programming)は、技術者を重視した開発手法です。 「XP」と略されます。 エクストリーム・プログラミングは、アジャイル開発の中でも、プログラマー中心の開発手法と言えます。 仕様や要求の途中変更、機能追加などを想定していることが特徴です。 つねに2人1組でプログラミングを行い、細かなチェックを行う「ペアプログラミング」、チーム内で共通したコード記法などを定める「コーディング規約」などのプラクティス(原則)のもと、開発を行います。 アジャイル開発の手法:ユーザー機能駆動開発(FDD) ユーザー機能駆動開発(Feature Driven Development)は、ユーザーにとっての機能価値(feature)を重視した開発手法です。 あらかじめビジネスモデルを理解し、ログイン機能や購入機能といったユーザー機能を中心に計画をたて、設計や開発を行います。 開発に特化した手法ではなく、プロジェクト管理の面も持ち合わせていることが特徴です。 アジャイル開発の注意点 最後に、プロジェクトにアジャイル開発を導入する際の注意点を紹介します。 企画・開発の目的を定める アジャイル開発は厳密な計画がなくても開発を進めることができますが、思いつきのままプロジェクトを進行すると、無駄な作業が増えてしまいます。 変更を想定しているとはいえ、最終的な企画と開発の目的を定めておくことが重要です。 システム設計を徹底する プロジェクトの最初の段階で、システム設計を徹底することが重要です。 設計が曖昧なままだと、不要な機能を実装してしまうなど、無駄なコストが発生してしまいます。 ドキュメントを作成し共有し合う プロエジェクトはチームで行うため、メンバー間の意思疎通が不可欠です。 自分の作業や進捗などを整理して、チーム内で円滑な意思疎通を行うために、ドキュメントを作成して共有することが重要です。 チームとしてバランスの取れたスキルセットが必要 チーム構成は機能横断(クロスファンクション)型が理想です。 5人から10人程度でチームを組み、バランスの取れたスキルセットが必要です。 1人では不足している知識・スキルをチームで補う チーム単位での作業となるアジャイル開発では、必要な知識・スキルの全てを1個人が身に付ける必要はありません。 1人では欠けている知識・スキルを、チーム全体で補っていく編成が必要です。 プロジェクトがアジャイル開発に向いているかを考慮する アジャイル開発には、向いているプロジェクトと、そうでないプロジェクトが存在します。 アジャイル開発を導入すべきプロジェクトの特徴は、以下の通りです。 要件の全体像がはっきりしないプロジェクト アジャイル開発では、初期段階における要件の全体像がはっきりしないプロジェクトを遂行することができます。 例えば、要件が7割程度しか固まってなくても、残りの3割は、プロジェクトの状況を見ながら、並行して固めていくことが可能です。 顧客の都合で開発の優先度が変わるプロジェクト アジャイル開発は、開発中の仕様変更や機能追加などに、柔軟かつ迅速に対応できます。 そのため、顧客の都合で開発の優先度が変わるようなプロジェクトでも、フレキシブルに対応できます。 顧客がチームのメンバーとして参加してくれるプロジェクト アジャイル開発の特徴は、顧客を含めてチームとして開発を進めていくことです。 顧客がチームのメンバーとして参加することで、綿密なコミュニケーションを取りながら、迅速かつ柔軟なシステム開発ができるようになります。 アジャイル開発の概要と注意点、について解説してきました。 アジャイル開発が登場した当初は、目新しさと画期的な手法であることで注目を集めました。 しかし、プロジェクトによってはアジャイル開発が有効に機能しないこともあります。 この記事を参考にして、自分が手掛けようとしているプロジェクトがアジャイル開発に向いているかどうか、しっかりと見極めてから導入することをおすすめします。

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「アジャイル開発」とは? 特徴とメリット・デメリットをわかりやすく簡単に解説

アジャイル 開発 と は

この記事は 15日目の記事です。 こんにちは。 クラウドソリューショングループのsato. kです。 短い期間で開発を行い、それをなんども繰り返すという性質上、開発の中で出てくる課題や問題、今後問題となりえる要素をいち早く見つけて対処していく必要があります。 問題を放置してしまうと逆に開発のスピードを落としてしまう結果になりかねません。 そのため期間の節目節目でふりかえりを行い、取り組みの評価と発生した問題に対する効果的な改善方法を自分たちで考え実践していくことがとても重要になります。 今回はアジャイル開発におけるふりかえりでよく用いられる「KPT分析」のやり方を紹介していこうと思います。 やり方は非常にシンプルで、プロジェクトの中での取り組みや進め方に対して「Keep=よかったこと」「Problem=悪かったこと」「Try=次に試すこと」についてそれぞれ考えていきます。 一見簡単に見えますが、ポイントを押さえて実践することで課題の整理や解決策を検討するうえでとても強力な手法になります。 ふりかえりの細かい進め方はいくつかありますが、実際に私が参画したアジャイル開発チームで実践していたやり方を紹介していきます。 KPT分析の進め方• 些細なことでもあまり悩まずに直感的にたくさん出していくのがポイントです。 分析する 1. で出たものは個人の主観的な意見が多いため、より客観的に分析していくために、それぞれ以下の観点を踏まえて考えていきます。 ここでのポイントは、より広い視点を持って考えるということです。 よかったこととして挙げられていても、実は課題点があるなんてこともよくあります。 また、個人の悪かったことでもチーム全体の課題となり得ることもあります。 で挙がったことは、あくまで主観的な意見であったということを忘れないようにしましょう。 なぜよかった(悪かった)のか• 根本的な原因• 個人の問題の原因が全体(チーム)側にないか• 良かったことの中に課題、悪かったことの中に成果はないか• 次に試すこと(Try)をきめる 2. で出たものをふまえて次にやることを決めていきます。 ここで気を付けるべきポイントは、「〇〇を気を付ける」といったように具体的に何をするかがわからないものがないようにすることです。 「〇〇を実施する」というようなTryになるよう意識することで、後で評価を行う際にTryを実践できたかどうかの判断がしやすくなります。 Tryを評価する ふりかえりを通して決まったTryについては次回のふりかえりの時に評価を行います。 ここでのポイントは、出来たかどうかだけでなく実践したことによる効果に対して評価を行うことです。 実践はできたがあまり効果がなかった場合には、Tryのアプローチがよくなかったや実践することで新しい問題が上がったなどの分析につなげます。 また、実践できなかった場合には、なぜ実践できなかったか、実践するためにはどうしたら良いか、そもそも実践するべきことだったのかなどの分析ができると良いです。 何も考えずに「次は実践する」というようなTryにならないようにしましょう。 評価は主に以下のような観点で実施します。 Tryを実践できていたか• これからも続けていくか 最後に KPT分析のやり方について、簡単に説明しました。 KPTに沿ってふりかえりを行うことで、現状どのような課題があり、その課題に対してどのようにアプローチしていくかが整理できると思います。 また、KPT分析の準備として日頃からよかったこと、悪かったことを意識的に見つける習慣をつけることで、今まで見えていなかったチームのいいところや悪いところを発見できるようになっていきます。 普段の業務やプライベートでも、ふとした時にふりかえりをする機会は多いですが、なかなか課題を整理できない時やいい解決策が浮かばない時はぜひKPT分析の手法を参考にしていただければと思います。 明日は、katsu. r さんの GDG DevFest Tokyo 2019参加レポートです。

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