めぞん 一刻 その後。 ワイン将、めぞん一刻の最終回のその後のエピソードで号泣してしまう

ワイン将、めぞん一刻の最終回のその後のエピソードで号泣してしまう

めぞん 一刻 その後

あらすじ 1988年03月02日放送。 五代君が響子さんを実家に紹介してから約一年後…。 ついに五代君と響子さんの挙式は来週に迫り、二人は音無のお爺さんに挨拶をし、結婚後も管理人室へ住み、管理人業務を続けさせて貰えるようにお願いし、快諾されます。 そんな中、管理人室の整理をしている響子さんの持ち物から、顔の部分が汚損していない惣一郎さんの写真が出てきて、初めて五代君は惣一郎さんの顔を見ることができました。 また、響子さんは亡夫の惣一郎さんの遺品を音無のお爺さんに返して、ケジメを付ける決意をします。 翌日、惣一郎さんの遺品を音無のお爺さんへ返しに行く前に、惣一郎さんのお墓に寄る響子さん。 そこで偶然先に来ていた五代君を見付け、お墓の前で誓いを立てる五代君を見て、「あなたに会えて良かった」と、心の底から思うのでした。 そして、つつがなく結婚式を終えた二人は、その後一刻館の管理人室に住み続け日々は流れ、二人の間に愛娘の春香ちゃんが生まれます。 退院する響子さんと五代君が戻ってきたのは…そう、やはり一刻館。 この物語は一刻館に始まり、一刻館で終わるのでした。 ついに終わった 日テレ+での再放送は、平日に毎日放送するとは言え、全96話は途中に放送しなかったことなどもあり、約20週にわたって続きました。 実に五ヶ月弱ですね。 長かった…。 とは言え、さすがに毎日の放送だと、話がガンガン進みます。 最後の方は展開が早く、尚且つ毎日の放送ですから、「ちょ、ちょっと待ってくれ」なんて思う事もありました。 しかし本放送時に見ていた人は、これを週一のペースで約二年見ていたんですね。 音無のお爺さんは人格者 めぞん一刻を見る度に思うのは、音無のお爺さんが物凄く人格者だと言うこと。 亡くなった息子の元妻をここまで気づかい、息子のことは忘れて自分の幸せを考えなさいと、早い段階から響子さんを諭し、そしてその姿勢は一貫して最後まで変わりませんでした。 響子さんに掛ける言葉にも名言がいくつもあって、含蓄のある言葉も多かったですね。 うる星やつらのビデオでも見よ 五代君と響子さんの挙式が来週に控えた五代君の部屋で、相変わらず四谷さんがでっかく空いた穴から体を半分出して、五代君と話ていたのですが、多分声優の千葉繁さんのアドリブと思われる台詞がありました。 「さ~て、うる星やつらのビデオでも見よ」 間違いなくアドリブですよね。 当然アニメオリジナルです。 五代君と響子さんの歩み寄りの姿勢 本心を言えば、おそらく響子さんは惣一郎さんのことを忘れたくないでしょう。 それは五代君とどちらが好きかとの問題ではなく、「思い出」として心にしまっておきたいとの思いでしょう。 五代君も本心を言えば、惣一郎さんのことを綺麗さっぱり忘れて欲しいでしょう。 それは好きな人なら当然思う事で、例えこの世に存在しない人だとしても、好きな人が自分以外の男に心を奪われているのは、十分嫉妬の対象となり得ます。 しかしこの二人は、その自分のエゴをお互い消して歩み寄っているんですよね。 響子さんは惣一郎さんの遺品を返すことを決意し、五代君は惣一郎さんのお墓の前で、惣一郎さんはどうやっても消せない存在だから、貴方をひっくるめて響子さんを貰うことを決意。 どちらかが一方的に要求するのではなく、お互い相手を気づかい歩み寄る。 素晴らしい関係だと思います。 結婚式は和式で白無垢 五代君と響子さんの結婚式は和式で白無垢でした。 なんとなくですが、これは響子さんっぽくて良いですね。 アニメオリジナルで前回、三鷹さんと明日菜さんが、洋式のウエディングドレスで結婚式をやっていましたが真逆ですね。 この回と対比させるために、三鷹さんの結婚式を洋式で見せたんでしょうね。 賢太郎と郁子ちゃん 初期から賢太郎は郁子ちゃんに憧れていていたのですが、作中では遂に恋に発展したり、それを予感させるエピソードはありませんでした。 この二人で番外編くらいできそうですが…まあ今更無理ですね。 世界観が完璧にでき上がっているので、自分でも話を作れそうな気になっちゃうんですよね。 作者でも何でもない一ファンが、そんな事を妄想をできるくらい世界観ができ上がっていると言うのは凄いことです。 以前に年齢考察の記事(めぞん一刻 「年齢考察」)でも書きましたが、原作漫画ではこの時の賢太郎は16歳(アニメでは15歳)、郁子ちゃんは19歳(アニメでは18歳)で三歳差です。 五代君と響子さんが二歳差でめでたくゴールインできたのですが、この二人の関係性(年下の男の子が年上のお姉さん憧れる)や年齢差(二歳差と三歳差)って、五代君と響子さんに似ているんですよね。 五代君と響子さんは、19歳と21歳の時に出会ったので、五代君の最初の状況を賢太郎に置き換えると、賢太郎19歳、郁子ちゃん22歳。 まだまだなんとかなるかも? ちょっと小ネタ ちょっとここで小ネタを。 まず結婚式での場面。 この画像意味わかりますか? 左は五代君のお母さん。 真ん中はお婆ちゃん。 では右側は誰でしょう。 正解は正一さんです。 え?誰だって?そう。 アニメではこれ初登場なんです。 それどころか、正一さんと言う名前も一切出ていません。 五代君のお姉さんの旦那さん。 五代君から見ると義兄です。 原作漫画では「青田刈り」で出てるんですけどね。 そんな人はいないと思うのですが、アニメだけしか見ていない人にとっては、ただのモブキャラですね。 詳しくはこちらに書いています。 (全話レビュー「めぞん一刻 第95話 「ああ感動! 指輪に込めたばあちゃんの愛」」) ちなみに、正一さんの右側に五代君のお姉さんがいるのですが、キャプチャの際見切れてしまいました。 ごめんなさい。 その代わりに違うシーンですが、結婚前の五代君の控え室でお姉さんを発見。 でも抱きかかえている子がみっちゃんではない?二人目が生まれたんでしょうか。 さて、そしてもう一つ小ネタを。 茶々丸での二次会の場面。 横にスーッとスクロールしていき、全景が一画面に映ることはなかったので、自力で繋げてみました。 技術が伴わなくて、見辛かったらごめんなさい。 クリックすると大きな画像が開きます。 左からしいの実保育園の園長先生。 保母さん。 キャバレーの飯岡店長。 大学の人形劇部部長に黒木さん。 横に商店街の人。 その手前に人形劇部部員の女の子二人。 抱きかかえている子供は、年齢からしてこの大きさの子供がいると思えないので、多分キャバレーやしいの実保育園の子供でしょう。 その証拠に、一の瀬さんや賢太郎に絡まっている子供もいます。 そして少し右に移動して、キャバレーの女の子たちにその子供たち。 しいの実保育園の子供たち。 勿論きょんきょんも。 マスターに商店街のおじさんに賢太郎。 朱美さん、坂本、小林。 その手前に一の瀬さん。 少し右に移動して四谷さん、商店街の人。 その手前に明日菜さん、三鷹さん、お婆ちゃん。 こんなところですかね。 ちなみに商店街の人って誰だよって人は、これが第一話のが参考画像。 あとは野球回に出ています。 あとはわかりづらいところだと、五代君と坂本の友達の小林ですかね。 五代君の友達で名前があるのは、この坂本と小林だけだったと思います。 小林はレアキャラもいいとこでしたけどね。 後日談 この最後の後日談は大好きです。 本当にこれはあって良かったです。 主要な登場人物にほんの少しだけ後日談が入るのですが、それでどれだけスッキリして助かったか。 そしてこのたった少しの時間で、その人物が幸せなんだろうなと想像できるほど、簡潔にわかりやすく纏める高橋留美子さんはやっぱり凄いんです。 こずえちゃんの場合 こずえちゃんは結局五代君とは結ばれませんでしたが、最後は円満に別れました。 あれで終わりでも別に問題なかったのですが、東京ではなく名古屋に住んでいて、夫婦仲が円満との情報が追加されました。 こずえちゃんも幸せそうでスッキリ。 三鷹さん&明日菜さんの場合 五代君と響子さんの結婚式の二次会で、明日菜さんのお腹が既に大きくて、一の瀬さんに驚かれていた三鷹さん夫婦。 あのときお腹にいた子供は双子の女の子だったんです。 そして三人目も順調なので、夫婦仲は円満も円満。 準優勝に例えられた明日菜さんですが、三鷹さんも明日菜さんも幸せそうでスッキリ。 八神の場合 八神の場合、他の人とは一寸違って、未だに恋に恋する乙女八神のまま。 大学に進学しても、五代君を想って他の男に興味なしの一途なところもそのままです。 本人がそれで幸せなら…スッキリ? 賢太郎と郁子ちゃんの話で、番外編が一本できるかもと先に書いたのですが、この八神の話でも番外編一本描けそうなんですよね。 それがアニメリジナルではありますが、劇場版の完結篇とも言えますが。 完結篇は置いておいても、八神が五代君を吹っ切って、新しい男性を好きになるなどでも、番外編ができそうだなと想像しちゃったりします。 ちなみに、八神の友達二人は一緒の大学に通っているのを確認。 もう一人の坂本に似ている天パの子はどうしたんでしょうか。 五代君に家庭教師をしてもらうために弟を借りたりと、一番仲が良さそうだったんですけどね。 違う大学なんでしょうか。 単に声優(林原めぐみとTARAKO)で選んだ気もしますが…。 でもこれはアニメオリジナル。 原作漫画では、大学で新しくできた友達でした。 二階堂の場合 二階堂の場合はアニメにはいませんでしたが、就職を機に再び実家に戻り、またしても母親の過干渉に悩まされていました。 スッキリ? 朱美さんの場合 朱美さんは茶々丸のマスターと結婚。 一刻館を出て、茶々丸の二階に住んでいました。 朱美さんも幸せになってスッキリ。 ただ朱美さんが一刻館を出て行ったのは、これまでの一刻館の終わりを暗示していて、ちょっと寂しいでき事なんですよね。 一刻館不動のメンバーであった一の瀬さん、四谷さん、朱美さんの一角が一刻館から消えてしまったわけで、一抹の寂しさを感じずにはいられません。 一の瀬さん、四谷さんの場合 一の瀬さんと四谷さんは今まで通り。 一の瀬さんは引っ越す気配はないですし、四谷さんも一刻館の牢名主として今後も存在し続けるでしょう。 一刻館も永遠ではなかった 今まで一刻館の中だけはパラレルワールドのようで、現実味がなく不思議な世界でした。 毎日楽しいことやトラブルが起こり、周りの世界から隔絶されたような感じで、その世界は永遠に続くような感じがしていたのですが、それでもやはり実際はそんな事はなく、少しずつ変わっていくんですよね。 私が初めて漫画を読んで、それを感じてちょっとショックだったのが、実は朱美さんの件です。 一刻館は響子さんがいて、一の瀬さんがいて、二階堂がいて、四谷さんがいて、五代君がいて、朱美さんがいる。 このメンバーが一刻館にいて喜劇を永遠に繰り広げる感じがしたのですが、朱美さんが茶々丸のマスターと結婚したことにより、茶々丸の二階へ引っ越して、一刻館の固定メンバーが替わってしまいました。 固定メンバーとの表現だと分かりづらいかも知れませんが、「一刻館のオリジナルメンバーは外の世界に出ない」って意味です。 二階堂は途中参加なので、オリジナルメンバーからは除外ですが。 五代君と響子さんの結婚を切っ掛けに一刻館に変化が起き、朱美さんは一刻館から出て行き、原作漫画だと二階堂も就職を機に外に出て行きました。 勿論五代君は五号室から管理人室へ引っ越し、五号室が空き部屋になりました。 この一刻館の閉じられた世界も、五代君と響子さんの結婚を切っ掛けに、大きな変化があったんです。 永遠に続くように思えた一刻館の楽しい日常も、こうやって終わっていくんですね…。 二階堂はアニメにいないので、主に朱美さんに絞って話をしましたが、この朱美さんが一刻館を出て行くでき事は、個人的には結構ショックでした。 なんと表現して良いのか分からないのですが、「俺の知っている一刻館が変わっていく…」って感じでしょうか。 このことにより、一刻館の部屋の構成は大分変わってしまいました。 管理人室に響子さんと五代君。 一号室に一の瀬一家。 二号室と三号室は空き。 四号室は四谷さん。 五号室と六号室は空き。 随分部屋が空いちゃいましたね。 管理人室を除くと、一刻館の六部屋中、なんと埋まっているのは二部屋のみ。 空き部屋が四部屋ですよ…。 一階は一の瀬さん一家だけですが、一応管理人室に五代君と響子さんがいて、一の瀬さん一家も三人家族なので、累計の人数は五人(春香ちゃん入れて六人)で、まだ賑やかにもなり得るのですが、二階なんて四谷さんたった一人だけですよ…。 一刻館寂しくなりすぎです。 正直、一刻館の終焉を予感してしまいます。 実際一刻館での宴会も、一の瀬さんと四谷さんと朱美さんの三人がいるからこそ、絶妙のバランスで成り立っていたと思うのですが、五代君は所帯持ちになり、真っ当な昼間の仕事をしているので、これまでのように宴会には参加できないでしょう。 一の瀬さんの旦那がそうであるように。 とすると、一の瀬さんと四谷さんだけで「宴会」になるんでしょうか。 想像しづらいですね。 また、主な宴会場であった五代君の五号室が、空き部屋になり閉鎖され、宴会場もなくなってしまいました。 何故五代君の部屋で宴会をしていたかと言えば、五代君が一刻館住人の玩具だったことと、五代君の部屋は荷物が一番少なく、広く使えるからでした。 のちに娘が生まれる管理人室で、頻繁に宴会なんて無理でしょう。 荷物の要素で考えても、夫婦になり、のちに春香ちゃんが生まれるので、「五代君の五号室」のように、十分な宴会スペースがあるわけではありません。 このような点からも、今までのような宴会は続かないだろうなと容易に想像できて、少し寂しくもあります。 これは一刻館の物語 今更ですが最終回だからこそ言うと、このアニメのタイトルは「めぞん一刻」です。 そう、この物語はまさに一刻館での物語なんですね。 一刻館で始まり一刻で終わる。 そしてその間に起こった様々なでき事も、一刻館を中心に巻き起こっていました。 それを再認識させられるシーンが、今回の「ただいま」ですね。 一刻館と言う閉じた世界で起こった物語であり、そして最後はまたその一刻館に戻ってきて終わったんです。 綺麗な纏め方ですよね。 このめぞん一刻は、当然ながら五代君が主人公であり、五代君と響子さんの物語なのですが、少し違った見方をすれば、もしかしたらこの一刻館と言う建物自体が主人公だったのかも知れません。 ほとんどの話が一刻館で起こるか、またはそこから派生した話だったわけです。 たまたまその一刻館にいた五代君と響子さんを一刻館が見守っていた。 そんな見方もできるじゃないでしょうか。 また、もう一つ先に考えを進めると、一刻館が見守ってきたと言う事は、読者や視聴者と同じ目線であるわけで、一刻館=読者、視聴者とも言えるのかも知れませんね。 建て替えがあったとしても、この土地に一刻館がある限り、住人による新しいめぞん一刻の物語がこれからも続くのかも知れません。 そう考えると、一刻館が次に選ぶ主人公は賢太郎か春香ちゃんか、それともまだ見ぬ新しい住人か。 次に一刻館に魅入られる住人は誰なんでしょう。 原作漫画では 終わり方が完璧 原作漫画のレビュー(永遠に語り継がれるラブコメ「めぞん一刻/高橋留美子さん」レビュー)にも書いたのですが、めぞん一刻の何が素晴らしいか、一個だけ挙げろと言われれば、それは「終わり方が完璧」なところです。 伏線回収せず投げっぱなしで終わるものとは大違いで、全ての登場人物に決着を付け、なおかつそれぞれがみんな幸せになり、更に後日談まであるスッキリさ。 全くモヤモヤする部分や、あれはどうなったんだと疑問に思う部分がないんです。 唯一あるとすれば、響子さんがいつから五代君を好きになったかですが、これは話の重要な部分ではなく、オマケ的なものですし、響子さん自身も実際はわかってないので、楽しむべき謎ではありますが、ストレスとためるような類いではないでしょう。 見終わってこれだけ幸福感に包まれる漫画やアニメって他に記憶がありません。 今まで散々分析したり考察したりとダラダラ書いてきましたが、要はめぞん一刻って、読んで、観て、「幸せになれる漫画、アニメ」なんです。 まだめぞん一刻を知らない人に勧めるときは、読んで、観て幸せになるよって勧めてみて下さい。 一応全話レビューの総括を後日書くつもりではありますが、本編のめぞん一刻全話レビューはこれにておしまいです。 始めたときは最後まで続くか、自分でも半信半疑でしたが、なんとか続けることができました。 駄文にここまで長いことお付き合い下さってありがとうございました。 また会う日まで。 めぞん一刻は永遠です。 関連リンク.

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ワイン将、めぞん一刻の最終回のその後のエピソードで号泣してしまう

めぞん 一刻 その後

一度でいいから管理人さんに「管理」されてみたい、そんな今日このごろ、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 管理人さんといっても、ビル管理人やウェブサイト管理人のことではありません。 ほかでもない名作ラブコメ『めぞん一刻』の「管理人さん」こと音無響子さんのことです。 男のロマンを過積載したようなヒロイン・音無響子。 「永遠のマドンナ」「日本一可愛い未亡人」「処女以上に聖女」などといった称号をほしいままにする彼女の魅力の秘密は一体何なのか? 今回は、名作ラブコメ『めぞん一刻』を紹介しつつ、音無響子の魅力について語りたい、語り明かしたいのです。 『めぞん一刻』は高橋留美子先生の代表作であり、ラブコメ不朽の名作として、非常に有名ですが、ラブコメのヒロインとして「未亡人」設定を前面に押し出したという意味で、画期的な作品でもあります。 音無響子の魅力のひとつに、この「未亡人」というキーワードがあることは間違いありません。 「未亡人」。 つまり、夫に先立たれた女性ですが、日頃よりエッチな動画を見慣れている諸兄にとっては、背徳的なエロスを感じてしまうキーワードではないでしょうか? 実に不謹慎な話です。 しかし僕らの音無響子は断じて違う。 死んだ夫に操を立てており、言い寄ってくる男に手も握らせない身持ちの堅さ……それゆえに、処女以上に聖女であるといえるのです。 改めて作品をご紹介しましょう。 『めぞん一刻』は1980年から87年までの間、「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載されていました。 舞台は古い木造アパート「一刻館」。 主人公で浪人生(後に大学生)の五代裕作をはじめ、同じアパートの住人である一の瀬さん、四谷さん、朱美さんが主要な登場人物です。 プライバシーもデリカシーもへったくれもない長屋住まいのような環境のアパートですが、そこに新しい管理人として、夫を亡くしたばかりの美女・音無響子が就任。 そして、その響子さんを未亡人と知らずに一目惚れした五代と、それをはやし立てる下世話な住人たち。 五代と響子さんの恋路の間に立ちふさがる、さまざまな障害やすれ違い……くっつきそうでなかなかくっつかない、そんな感じのドタバタラブコメディーです。 死んだ夫、音無惣一郎に操を立てており、忘れ形見の飼い犬の名前にまで「惣一郎」と付けているぐらいですから、かなりのものです。 しかし、五代やその恋のライバルでイケメンテニスコーチの三鷹に言い寄られると悪い気はしないようで、わりと気軽にデートに応じたりもします。 そこで男たちは脈アリと思い込んでしまうのですが、最終的に「亡き夫」という超えがたい壁にぶち当たることになります。 つまり、響子さんは無意識のうちに、五代と三鷹、そして亡き夫・惣一郎をも天秤にかけ、三角関係を超える四角関係を作り出しているのです。 これはかなりやっかいな優柔不断っぷりで、恐るべき魔性を備えているといえるでしょう。 特に恐ろしいのが、一刻館の前に立って掃除をしながら、五代がアパートを出入りする時に無言のプレッシャーを与えるところです。 ヤキモチ焼きでツンデレなのは、ある意味可愛らしいともいえますが、だからといって別に口説けるわけでもないという、この面倒くささ。 もし響子さんが実在したら、結構な「地雷女」といえるでしょう。 そんなイライラからか、当初おしとやかなイメージだった響子さんの行動や言動も、かなりアグレッシブになっていきます。 響子さんの母校で教育実習をすることになった五代。 そこに教え子でクラス委員の八神いぶきが登場。 五代に一目惚れしたいぶきは、五代をモノにしようとガンガン迫ります。 そんないぶきの存在に、初めは大人の余裕を見せていた響子さんでしたが、響子をライバル視するいぶきの挑発に対し、次第にイライラし始め、笑顔のまま竹ぼうきを真っ二つにへし折ったり、「あんのガキー」と怒鳴ったりするなど……マドンナのイメージを崩壊させるシーンが次々と。 そして優柔不断な五代の態度に業を煮やした響子さんは、ついに自ら母校に乗り込み、教頭先生に八神のことをチクるという手段に出ます。 響子さん……可愛い顔してそこまでやるか……。 管理人さんは、恋愛のライバルまで完全に管理してしまったのです(うまいこと言ったつもり)。 しかし、それを補って余りある魅力が、響子さんにはあるのです(今さらフォロー)。 何しろ、高橋留美子先生の描く女性キャラの中でも最高傑作と呼べるほどの圧倒的な美貌と百万ドルの笑顔、つい守ってあげたくなる地味で幸薄そうな感じ、世間知らずで天然なお嬢様っぽさ、家事全般が完璧な理想のお嫁さんっぷりなど、ちょっと嫉妬深いところも含めて、男を魅了するに余りある存在です。 ほかの登場キャラクターも個性的で十分魅力的なのですが、結局は「管理人さん」音無響子あってこその『めぞん一刻』だといえるでしょう。 それは、単行本の表紙は1巻から15巻までのすべてを響子さんが飾っているということからもわかります。 竹ぼうきを持ったひよこエプロン姿、ミニスカートのテニスルック、水着姿に和服姿、バゲットを抱えた買い物姿、最終巻の白無垢姿などなど……単行本の表紙を並べると、まるで音無響子のグラビア写真集のようになります。 ちなみに『めぞん一刻』は、過去に2回実写化されており、86年の東映映画版、2007年のテレ朝ドラマ版がありました。 気になる音無響子を演じるのはそれぞれ、石原真理子、伊東美咲。 当時の響子さんのイメージは、石原真理子だったのか……今振り返ると結構、黒歴史っぽい感じですね。 (文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん).

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『めぞん一刻』にみる男女の求める理想の愛について|感想・レビュー

めぞん 一刻 その後

あらすじ 1988年03月02日放送。 五代君が響子さんを実家に紹介してから約一年後…。 ついに五代君と響子さんの挙式は来週に迫り、二人は音無のお爺さんに挨拶をし、結婚後も管理人室へ住み、管理人業務を続けさせて貰えるようにお願いし、快諾されます。 そんな中、管理人室の整理をしている響子さんの持ち物から、顔の部分が汚損していない惣一郎さんの写真が出てきて、初めて五代君は惣一郎さんの顔を見ることができました。 また、響子さんは亡夫の惣一郎さんの遺品を音無のお爺さんに返して、ケジメを付ける決意をします。 翌日、惣一郎さんの遺品を音無のお爺さんへ返しに行く前に、惣一郎さんのお墓に寄る響子さん。 そこで偶然先に来ていた五代君を見付け、お墓の前で誓いを立てる五代君を見て、「あなたに会えて良かった」と、心の底から思うのでした。 そして、つつがなく結婚式を終えた二人は、その後一刻館の管理人室に住み続け日々は流れ、二人の間に愛娘の春香ちゃんが生まれます。 退院する響子さんと五代君が戻ってきたのは…そう、やはり一刻館。 この物語は一刻館に始まり、一刻館で終わるのでした。 ついに終わった 日テレ+での再放送は、平日に毎日放送するとは言え、全96話は途中に放送しなかったことなどもあり、約20週にわたって続きました。 実に五ヶ月弱ですね。 長かった…。 とは言え、さすがに毎日の放送だと、話がガンガン進みます。 最後の方は展開が早く、尚且つ毎日の放送ですから、「ちょ、ちょっと待ってくれ」なんて思う事もありました。 しかし本放送時に見ていた人は、これを週一のペースで約二年見ていたんですね。 音無のお爺さんは人格者 めぞん一刻を見る度に思うのは、音無のお爺さんが物凄く人格者だと言うこと。 亡くなった息子の元妻をここまで気づかい、息子のことは忘れて自分の幸せを考えなさいと、早い段階から響子さんを諭し、そしてその姿勢は一貫して最後まで変わりませんでした。 響子さんに掛ける言葉にも名言がいくつもあって、含蓄のある言葉も多かったですね。 うる星やつらのビデオでも見よ 五代君と響子さんの挙式が来週に控えた五代君の部屋で、相変わらず四谷さんがでっかく空いた穴から体を半分出して、五代君と話ていたのですが、多分声優の千葉繁さんのアドリブと思われる台詞がありました。 「さ~て、うる星やつらのビデオでも見よ」 間違いなくアドリブですよね。 当然アニメオリジナルです。 五代君と響子さんの歩み寄りの姿勢 本心を言えば、おそらく響子さんは惣一郎さんのことを忘れたくないでしょう。 それは五代君とどちらが好きかとの問題ではなく、「思い出」として心にしまっておきたいとの思いでしょう。 五代君も本心を言えば、惣一郎さんのことを綺麗さっぱり忘れて欲しいでしょう。 それは好きな人なら当然思う事で、例えこの世に存在しない人だとしても、好きな人が自分以外の男に心を奪われているのは、十分嫉妬の対象となり得ます。 しかしこの二人は、その自分のエゴをお互い消して歩み寄っているんですよね。 響子さんは惣一郎さんの遺品を返すことを決意し、五代君は惣一郎さんのお墓の前で、惣一郎さんはどうやっても消せない存在だから、貴方をひっくるめて響子さんを貰うことを決意。 どちらかが一方的に要求するのではなく、お互い相手を気づかい歩み寄る。 素晴らしい関係だと思います。 結婚式は和式で白無垢 五代君と響子さんの結婚式は和式で白無垢でした。 なんとなくですが、これは響子さんっぽくて良いですね。 アニメオリジナルで前回、三鷹さんと明日菜さんが、洋式のウエディングドレスで結婚式をやっていましたが真逆ですね。 この回と対比させるために、三鷹さんの結婚式を洋式で見せたんでしょうね。 賢太郎と郁子ちゃん 初期から賢太郎は郁子ちゃんに憧れていていたのですが、作中では遂に恋に発展したり、それを予感させるエピソードはありませんでした。 この二人で番外編くらいできそうですが…まあ今更無理ですね。 世界観が完璧にでき上がっているので、自分でも話を作れそうな気になっちゃうんですよね。 作者でも何でもない一ファンが、そんな事を妄想をできるくらい世界観ができ上がっていると言うのは凄いことです。 以前に年齢考察の記事(めぞん一刻 「年齢考察」)でも書きましたが、原作漫画ではこの時の賢太郎は16歳(アニメでは15歳)、郁子ちゃんは19歳(アニメでは18歳)で三歳差です。 五代君と響子さんが二歳差でめでたくゴールインできたのですが、この二人の関係性(年下の男の子が年上のお姉さん憧れる)や年齢差(二歳差と三歳差)って、五代君と響子さんに似ているんですよね。 五代君と響子さんは、19歳と21歳の時に出会ったので、五代君の最初の状況を賢太郎に置き換えると、賢太郎19歳、郁子ちゃん22歳。 まだまだなんとかなるかも? ちょっと小ネタ ちょっとここで小ネタを。 まず結婚式での場面。 この画像意味わかりますか? 左は五代君のお母さん。 真ん中はお婆ちゃん。 では右側は誰でしょう。 正解は正一さんです。 え?誰だって?そう。 アニメではこれ初登場なんです。 それどころか、正一さんと言う名前も一切出ていません。 五代君のお姉さんの旦那さん。 五代君から見ると義兄です。 原作漫画では「青田刈り」で出てるんですけどね。 そんな人はいないと思うのですが、アニメだけしか見ていない人にとっては、ただのモブキャラですね。 詳しくはこちらに書いています。 (全話レビュー「めぞん一刻 第95話 「ああ感動! 指輪に込めたばあちゃんの愛」」) ちなみに、正一さんの右側に五代君のお姉さんがいるのですが、キャプチャの際見切れてしまいました。 ごめんなさい。 その代わりに違うシーンですが、結婚前の五代君の控え室でお姉さんを発見。 でも抱きかかえている子がみっちゃんではない?二人目が生まれたんでしょうか。 さて、そしてもう一つ小ネタを。 茶々丸での二次会の場面。 横にスーッとスクロールしていき、全景が一画面に映ることはなかったので、自力で繋げてみました。 技術が伴わなくて、見辛かったらごめんなさい。 クリックすると大きな画像が開きます。 左からしいの実保育園の園長先生。 保母さん。 キャバレーの飯岡店長。 大学の人形劇部部長に黒木さん。 横に商店街の人。 その手前に人形劇部部員の女の子二人。 抱きかかえている子供は、年齢からしてこの大きさの子供がいると思えないので、多分キャバレーやしいの実保育園の子供でしょう。 その証拠に、一の瀬さんや賢太郎に絡まっている子供もいます。 そして少し右に移動して、キャバレーの女の子たちにその子供たち。 しいの実保育園の子供たち。 勿論きょんきょんも。 マスターに商店街のおじさんに賢太郎。 朱美さん、坂本、小林。 その手前に一の瀬さん。 少し右に移動して四谷さん、商店街の人。 その手前に明日菜さん、三鷹さん、お婆ちゃん。 こんなところですかね。 ちなみに商店街の人って誰だよって人は、これが第一話のが参考画像。 あとは野球回に出ています。 あとはわかりづらいところだと、五代君と坂本の友達の小林ですかね。 五代君の友達で名前があるのは、この坂本と小林だけだったと思います。 小林はレアキャラもいいとこでしたけどね。 後日談 この最後の後日談は大好きです。 本当にこれはあって良かったです。 主要な登場人物にほんの少しだけ後日談が入るのですが、それでどれだけスッキリして助かったか。 そしてこのたった少しの時間で、その人物が幸せなんだろうなと想像できるほど、簡潔にわかりやすく纏める高橋留美子さんはやっぱり凄いんです。 こずえちゃんの場合 こずえちゃんは結局五代君とは結ばれませんでしたが、最後は円満に別れました。 あれで終わりでも別に問題なかったのですが、東京ではなく名古屋に住んでいて、夫婦仲が円満との情報が追加されました。 こずえちゃんも幸せそうでスッキリ。 三鷹さん&明日菜さんの場合 五代君と響子さんの結婚式の二次会で、明日菜さんのお腹が既に大きくて、一の瀬さんに驚かれていた三鷹さん夫婦。 あのときお腹にいた子供は双子の女の子だったんです。 そして三人目も順調なので、夫婦仲は円満も円満。 準優勝に例えられた明日菜さんですが、三鷹さんも明日菜さんも幸せそうでスッキリ。 八神の場合 八神の場合、他の人とは一寸違って、未だに恋に恋する乙女八神のまま。 大学に進学しても、五代君を想って他の男に興味なしの一途なところもそのままです。 本人がそれで幸せなら…スッキリ? 賢太郎と郁子ちゃんの話で、番外編が一本できるかもと先に書いたのですが、この八神の話でも番外編一本描けそうなんですよね。 それがアニメリジナルではありますが、劇場版の完結篇とも言えますが。 完結篇は置いておいても、八神が五代君を吹っ切って、新しい男性を好きになるなどでも、番外編ができそうだなと想像しちゃったりします。 ちなみに、八神の友達二人は一緒の大学に通っているのを確認。 もう一人の坂本に似ている天パの子はどうしたんでしょうか。 五代君に家庭教師をしてもらうために弟を借りたりと、一番仲が良さそうだったんですけどね。 違う大学なんでしょうか。 単に声優(林原めぐみとTARAKO)で選んだ気もしますが…。 でもこれはアニメオリジナル。 原作漫画では、大学で新しくできた友達でした。 二階堂の場合 二階堂の場合はアニメにはいませんでしたが、就職を機に再び実家に戻り、またしても母親の過干渉に悩まされていました。 スッキリ? 朱美さんの場合 朱美さんは茶々丸のマスターと結婚。 一刻館を出て、茶々丸の二階に住んでいました。 朱美さんも幸せになってスッキリ。 ただ朱美さんが一刻館を出て行ったのは、これまでの一刻館の終わりを暗示していて、ちょっと寂しいでき事なんですよね。 一刻館不動のメンバーであった一の瀬さん、四谷さん、朱美さんの一角が一刻館から消えてしまったわけで、一抹の寂しさを感じずにはいられません。 一の瀬さん、四谷さんの場合 一の瀬さんと四谷さんは今まで通り。 一の瀬さんは引っ越す気配はないですし、四谷さんも一刻館の牢名主として今後も存在し続けるでしょう。 一刻館も永遠ではなかった 今まで一刻館の中だけはパラレルワールドのようで、現実味がなく不思議な世界でした。 毎日楽しいことやトラブルが起こり、周りの世界から隔絶されたような感じで、その世界は永遠に続くような感じがしていたのですが、それでもやはり実際はそんな事はなく、少しずつ変わっていくんですよね。 私が初めて漫画を読んで、それを感じてちょっとショックだったのが、実は朱美さんの件です。 一刻館は響子さんがいて、一の瀬さんがいて、二階堂がいて、四谷さんがいて、五代君がいて、朱美さんがいる。 このメンバーが一刻館にいて喜劇を永遠に繰り広げる感じがしたのですが、朱美さんが茶々丸のマスターと結婚したことにより、茶々丸の二階へ引っ越して、一刻館の固定メンバーが替わってしまいました。 固定メンバーとの表現だと分かりづらいかも知れませんが、「一刻館のオリジナルメンバーは外の世界に出ない」って意味です。 二階堂は途中参加なので、オリジナルメンバーからは除外ですが。 五代君と響子さんの結婚を切っ掛けに一刻館に変化が起き、朱美さんは一刻館から出て行き、原作漫画だと二階堂も就職を機に外に出て行きました。 勿論五代君は五号室から管理人室へ引っ越し、五号室が空き部屋になりました。 この一刻館の閉じられた世界も、五代君と響子さんの結婚を切っ掛けに、大きな変化があったんです。 永遠に続くように思えた一刻館の楽しい日常も、こうやって終わっていくんですね…。 二階堂はアニメにいないので、主に朱美さんに絞って話をしましたが、この朱美さんが一刻館を出て行くでき事は、個人的には結構ショックでした。 なんと表現して良いのか分からないのですが、「俺の知っている一刻館が変わっていく…」って感じでしょうか。 このことにより、一刻館の部屋の構成は大分変わってしまいました。 管理人室に響子さんと五代君。 一号室に一の瀬一家。 二号室と三号室は空き。 四号室は四谷さん。 五号室と六号室は空き。 随分部屋が空いちゃいましたね。 管理人室を除くと、一刻館の六部屋中、なんと埋まっているのは二部屋のみ。 空き部屋が四部屋ですよ…。 一階は一の瀬さん一家だけですが、一応管理人室に五代君と響子さんがいて、一の瀬さん一家も三人家族なので、累計の人数は五人(春香ちゃん入れて六人)で、まだ賑やかにもなり得るのですが、二階なんて四谷さんたった一人だけですよ…。 一刻館寂しくなりすぎです。 正直、一刻館の終焉を予感してしまいます。 実際一刻館での宴会も、一の瀬さんと四谷さんと朱美さんの三人がいるからこそ、絶妙のバランスで成り立っていたと思うのですが、五代君は所帯持ちになり、真っ当な昼間の仕事をしているので、これまでのように宴会には参加できないでしょう。 一の瀬さんの旦那がそうであるように。 とすると、一の瀬さんと四谷さんだけで「宴会」になるんでしょうか。 想像しづらいですね。 また、主な宴会場であった五代君の五号室が、空き部屋になり閉鎖され、宴会場もなくなってしまいました。 何故五代君の部屋で宴会をしていたかと言えば、五代君が一刻館住人の玩具だったことと、五代君の部屋は荷物が一番少なく、広く使えるからでした。 のちに娘が生まれる管理人室で、頻繁に宴会なんて無理でしょう。 荷物の要素で考えても、夫婦になり、のちに春香ちゃんが生まれるので、「五代君の五号室」のように、十分な宴会スペースがあるわけではありません。 このような点からも、今までのような宴会は続かないだろうなと容易に想像できて、少し寂しくもあります。 これは一刻館の物語 今更ですが最終回だからこそ言うと、このアニメのタイトルは「めぞん一刻」です。 そう、この物語はまさに一刻館での物語なんですね。 一刻館で始まり一刻で終わる。 そしてその間に起こった様々なでき事も、一刻館を中心に巻き起こっていました。 それを再認識させられるシーンが、今回の「ただいま」ですね。 一刻館と言う閉じた世界で起こった物語であり、そして最後はまたその一刻館に戻ってきて終わったんです。 綺麗な纏め方ですよね。 このめぞん一刻は、当然ながら五代君が主人公であり、五代君と響子さんの物語なのですが、少し違った見方をすれば、もしかしたらこの一刻館と言う建物自体が主人公だったのかも知れません。 ほとんどの話が一刻館で起こるか、またはそこから派生した話だったわけです。 たまたまその一刻館にいた五代君と響子さんを一刻館が見守っていた。 そんな見方もできるじゃないでしょうか。 また、もう一つ先に考えを進めると、一刻館が見守ってきたと言う事は、読者や視聴者と同じ目線であるわけで、一刻館=読者、視聴者とも言えるのかも知れませんね。 建て替えがあったとしても、この土地に一刻館がある限り、住人による新しいめぞん一刻の物語がこれからも続くのかも知れません。 そう考えると、一刻館が次に選ぶ主人公は賢太郎か春香ちゃんか、それともまだ見ぬ新しい住人か。 次に一刻館に魅入られる住人は誰なんでしょう。 原作漫画では 終わり方が完璧 原作漫画のレビュー(永遠に語り継がれるラブコメ「めぞん一刻/高橋留美子さん」レビュー)にも書いたのですが、めぞん一刻の何が素晴らしいか、一個だけ挙げろと言われれば、それは「終わり方が完璧」なところです。 伏線回収せず投げっぱなしで終わるものとは大違いで、全ての登場人物に決着を付け、なおかつそれぞれがみんな幸せになり、更に後日談まであるスッキリさ。 全くモヤモヤする部分や、あれはどうなったんだと疑問に思う部分がないんです。 唯一あるとすれば、響子さんがいつから五代君を好きになったかですが、これは話の重要な部分ではなく、オマケ的なものですし、響子さん自身も実際はわかってないので、楽しむべき謎ではありますが、ストレスとためるような類いではないでしょう。 見終わってこれだけ幸福感に包まれる漫画やアニメって他に記憶がありません。 今まで散々分析したり考察したりとダラダラ書いてきましたが、要はめぞん一刻って、読んで、観て、「幸せになれる漫画、アニメ」なんです。 まだめぞん一刻を知らない人に勧めるときは、読んで、観て幸せになるよって勧めてみて下さい。 一応全話レビューの総括を後日書くつもりではありますが、本編のめぞん一刻全話レビューはこれにておしまいです。 始めたときは最後まで続くか、自分でも半信半疑でしたが、なんとか続けることができました。 駄文にここまで長いことお付き合い下さってありがとうございました。 また会う日まで。 めぞん一刻は永遠です。 関連リンク.

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