プルシュカ こぼれ ちゃう。 『メイドインアビス』原作1〜6巻感想。

あぁ!パパ棒のことね!

プルシュカ こぼれ ちゃう

正直、人が多い所に行くのはどうかな、と思いつつも映画館へいそいそと出かけて来ました。 観たい映画があるんだから、仕方ないね! と言うわけで、今年最初にして、久しぶりの映画ネタです。 スターウォーズ? さぁ、 観て来ましたけど 知らない子ですね。 感染症が騒がれているのに他に近くでやってないので渋々、久しぶりにさいたま新都心のムービックスを訪問。 人出が凄まじくて、まぁまぁ、参りました。 さて、そんな状況で観て来たのは 劇場版「メイドインアビス-深き魂の黎明-」 です。 可愛らしいキャラクターと衝撃かつキツい演出や展開で知られた「メイドインアビス」の新作劇場版です。 テレビアニメですっかり私もハマってしまい、新作となって観に行くしかない、と。 ちょっとまだ諸般の都合で原作のコミックはきちんと網羅できていない中で観て来たので、感想等もその上で、と言う事でご了承ください。 展開としては、テレビシリーズ直後からのスタートで、深海六層と言う、上昇負荷が高すぎて二度と戻れない深さへと主人公たちが降りていくまでのお話でした。 いやはや、テレビシリーズをチェックして、総集編劇場版で改めて復習を済ませていましたから十中八九 「とりあえず衝撃的な事になるだろうな」とは覚悟していきましたが、なんとまぁ、その覚悟を二段三段軽々と飛び越えていく展開となりました。 なんていうか、そりゃまあ 「R15」指定を食らうのも致し方なしです。 視聴者として、主人公であるリコと同じくらい 折れない心が要求されます。 正直、ネタバレもかなりしていきたいのですし、本来はストーリー追っかけていくべきなんですが、この作品は「折れない心をもって見てもらう」しかない、と思いました。 観てないと伝わらない部分が多すぎます。 アビスのストーリーには「心」が密接に絡んでいる、と思っているので、そこはやはり見てもらうしかないかな、と。 ただある程度ざっくり言うなら、 主人公であるリコとロボ少年レグが道中であった友であるナナチと共に深界を目指し、ナナチの因縁の相手にして六層へ降りるために立ちはだかる探窟家ボンボルドを乗り越えていく、と言う形です。 これだけ見ると、王道的な冒険譚のようですが、それで済むなら年齢指定受けるわけがありませんので、その辺から、絵面はお察しください、と。 そもそもアビスと呼ばれるこの作品の世界の根幹が、下へ下へ降りていくと戻ってくるときの負荷がどんどん高まっていく、と言うものがあり、六層からは「人間性の喪失」とかもろもろ、エグい事になっています。 そして、その深淵を目指す以上、まあ、主人公のリコからして「いい人間だけどマトモではない」所が多々見受けられますので。 因縁の相手である ボンボルドとの接触は、最初はまずまず穏やかなのですが、その分、テレビシリーズでも散々「ロクデナシ」な側面を見せられた身としては 結論、やっぱりな、と言う事になるのですが、その間の描写ががっつりもガッツリ。 おかげで レグの腕はシザーマンされちゃうは、お臍にぶっといの刺されちゃうわ、C1000ドリンクをちょろちょろしちゃったりと、一部のマニアにはたまらないシーンのオンパレードです。 リコはリコで、アビスで生まれた ボンボルドの娘・ プルシュカと親交を深めます。 このプルシュカがもうね、本当にいい子過ぎて逆に身構えましたよ。 天真爛漫は残酷さの裏返し、みたいな感じになるのかな、と思っていましたが、もう本当に、リコたちと一緒に冒険に出たい、と言う気持ちは最後まで本物だったという。 そんな彼女に降りかかる仕打ちたるや、こんなの見せられたら 泣きますよ、色んな意味で。 と言うか、涙なしにプルシュカのシーンはもう見れなかったです。 そしてある意味、この映画の主役は彼とプルシュカだったのでは、とすら思えるボンボルド。 探窟家の最高位とでもいうべき白笛の存在なのですが、もうぶっちぎりのぶっ飛びっぷりでした。 そりゃ、同じ白笛から筋金入りのロクデナシ呼ばわりされるのも仕方ない。 まあ、とりあえず、とりわけ作中で強調されていたのが、身寄りのない子供たちを引っ張って来ては実験材料にして、アビスの理を研究していた事です。 アビスの呪い、と言う、要は下りた後に上昇して戻ろうとすると負荷がかかるのですが、この負荷を研究してあれこれ開発したりしていました。 メインキャラの一人である ナナチは、上昇負荷を相手に押し付けるという装置の実験に使われ、人としての肉体やらなにやらを失った代わりになんとか理性を保ったままで生きて六層から生還しています。 その代わり、 押し付けられた親友が バブルスライムみたいになっちゃったんですけどね……。 そうした研究の成果が カートリッジ。 これは、つまりその、はい。 その名の通り カートリッジ式の 「上昇負荷軽減装置」です。 自分が受けるべき上昇負荷をカートリッジに押し付ける事で解消するという、じゃあそのカートリッジって結局何よ、って言う話になるんですけど…… まあ、お察しください。 何しろテレビ版の時点でボンボルドは「身寄りのない子供たちを使うのは、人道的に云々」と問われたら 「人間として扱ってないからセーフ」と言う超絶理論を披露してくれた人ですからね。 自分の肉体までアビス探求に捧げたボンボルドをナナチは 「化物」と称していましたし、実際、人間離れした演出が多々あったわけですが、同時に、 むしろ人間らしいかな、と私は感じました。 人間って多分どこまでも、それこそ知性があるから、道徳とか倫理とか、そういう考えをきちんと浸透させないと、どんな事でもできちゃうんじゃないかな、と。 ボンボルドは、何よりも自分の探求心を優先しているだけで、人間としての普通の感覚もちゃんとあったと、この作品を見て私はむしろ思いました。 プルシュカにとってボンボルドは最初から最後まで 「最高のパパ」でした。 それこそ 「リコたちと仲直りしてもらって、一緒に冒険に出る自分を優しく見守ってほしい」と願い続けられるくらいには、その非道な部分を知られてもなお、です。 また、ボンボルドも家族とは 「愛」と言う考えを持ち合わせいましたし、ここに一通り見ても嘘はなかったでしょう。 ボンボルドの所業はとてもアレですが、それでもプルシュカが本当に素直かつ友を大切に思い続けられる子供に育ったのは、形やその行きついた果てはともかく、それまでのボンボルドのプルシュカに対する 「愛」が本物で実直だった事を証明していたように思います。 また、カートリッジを排出する際にはそれぞれ名前を呼び、慣れ果てスライムと化した子供たちにもすべて名前がある、とそれぞれ呼んであげたりしており「相手を同じ人間として扱ってなかった」だけで、彼は彼なりに子供たちに 「感謝」はしていたんだな、と。 全てにおいてアビスの探求を優先していただけで、彼は愛や感謝と言う念をも抱いていた、性SAGAに全振りした紛れもない「人間」だったな、と私は思いました。 そしてだからこそ、正直、ボンボルド、大好きです。 イカれ具合がむしろ清々しくて。 ボンボルドのイカれ具合は 森川智之さんの名演と相まって、本当にそれだけでもうこの作品に満点上げたいくらいでした。 そしてプルシュカの最後がもう本当にたまらないんです。 この心優しく爛漫なキャラがあんな事になって、それでもなお、リコたちと冒険に出たい、っていう願いが形になった時には泣くなって方が無理です。 あれは劇場で見て泣かなかった人いるの?と思うくらい。 プルシュカがこぼれちゃう! 演出とかも文句なし。 バトルのシーンはもちろん、リコやレグが酷い目に合うシーンも妥協無といえるくらいがっちり作り込まれていて、一瞬も目が離せませんでした。 ボンボルドとレグのバトルシーンは激熱でしたし、 単純な能力では劣っている所を戦略で乗り切るというのはやはり素晴らしいな、と。 ナナチのブレインっぷりもよかったです。 割とレグとリコは頭脳面が比較的弱いのでナナチがいないとテレビシリーズの時点でかなり詰んでましたからね。 テレビシリーズまたは劇場用総集編を観てからだと、各々がこれまでの旅路で成長してきたのが実感できるので、尚更でした。 そんなわけで、語りたいところはまだまだありますし、語り切れてないどころか、相変わらずの書きなぐりと化してしまって申し訳ないのですが、それくらい、心に響いた一本だったもので。 まだ一月ですが、恐らく個人的には 今年一番の作品がいきなり確定してしまうくらい、素晴らしい一本でした。 恐らく、これ以上の 衝撃とワクワクと涙と、あらゆる面で心を揺さぶられる作品は今年は見れないな、と。 あえていうなら、テレビシリーズなり劇場用総集編を観ていないと、と言う初心者お断りな点がネックなくらいでしょう。 そんなわけで、R15と相まって人を選ぶには選びますが、ハマったらもうハンカチ必須の一本。 もし興味があれば、ぜひぜひ、とオススメする所で、今日はこの辺で。 ナナチは本当にかわいい。 トラウマで震えてる所もほんと可愛い。 メイドインアビスの半分はナナチの可愛さでできている バファリン並感.

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プルシュカとは (プルシュカとは) [単語記事]

プルシュカ こぼれ ちゃう

こんにちは。 山本アンドリュー()です。 今回は、2017年夏アニメとして大人気を博した『メイドインアビス』の続編決定に対する海外の反応をご紹介します。 KADOKAWAの人気作品の一つで、日本だけでなく海外でも熱狂的なファンがいることでも知られています。 日本のアニメ、マンガに特化したWebサイトMyAnimeListでは、32万のユーザーから得られた平均スコアが8. 82を記録しています。 この数字は同じく海外でも人気の高い作品「進撃の巨人」1期のスコア8. 45を上回ります。 さて、肝心の続編の放送日ですが…現時点では明らかにされておりません。 しかし、海外ファンの中には続編の制作が決定が決定しただけでも、嬉しかったのか、興奮の入り混じるコメントが多く寄せられていました。 そんなコメントをいくつかご紹介します。 アニメ『メイドインアビス』続編決定について 『メイドインアビス MADE IN ABYSS 』は、竹書房のウェブコミック配信サイトである「WEBコミックガンマ」にて連載がスタートしたこの漫画は、謎の大穴「アビス」探索に挑む、少女リコと機械の体を持つ少年レグの冒険を描くファンタジー作品となっています。 2017年7月より9月までAT-X、TOKYO MXほかにて放送され、2019年、2020年には劇場版映画も放映されました。 登場するキャラクターの可愛い絵柄から、ほのぼのとしたファンタジー作品を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、実は想像できないようなシリアスな展開に発展するダークファンタジーなのです。 2019年に放映された劇場版BパートはPG12指定を受け、2020年の劇場版「メイドインアビス」-深き魂の黎明- はR15に引き上げられ、それほど残酷で衝撃的な描写があるという事です! 劇場版「メイドインアビス」-深き魂の黎明- を観た人たちは、揃って「グロい、エグい、キモい、そして衝撃!だった」、物語の重さやエグさの方が精神的に参ると言う人が多々いたようです。 そんな作品の2期、製作決定の知らせを聞いた世界の人たちの反応はいったいどうなのでしょうか?早速みんなの声をお届けしていきますね。 成り果て村に入ったところかな? 以前からレグの事を知ってるファプタとかいう謎の生物、何者なんだ・・・。 シリーズ続編は成り果て村がメインになると思うけどどんな感じになるんだろうか。

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面白いけど、スゴく辛い――『劇場版「メイドインアビス

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なにせ『メイドインアビス』は、原作漫画の精緻な美術やストーリーのみならず、ダークでハードな世界観や目を背けたくなるほどの残酷な描写まで余すことなく、全力で映像化したことで高い評価を集めたタイトル。 劇場版は、そんな作中で「筋金入りのろくでなし」「ゲス外道」と評される人物「黎明卿ボンドルド」が登場するうえ、上映直前にレーティングがPG12からR15+へと引き上げられたほどに気合の入った一本。 素晴らしい出来ではあるが、少なくとも記者は公開初日に観に行って「翌日が休みで本当によかった」と思ったほどにハードだった。 負荷は深度が増すほど強くなり、劇場版で主人公らが訪れる深界五層では「全感覚の喪失と意識の混濁・自傷行為」があらわれる。 果たしてどのような出来になっているのだろうか、4DX版を鑑賞してきたので、体感レポートをお届けしたい。 なお、ここから先は作品内容のネタバレと4DXの演出内容に言及することとなるため、ネタバレをされたくない、新鮮な気持ちで上昇負荷を味わいたい場合は注意してほしい。 つまり、マルルクちゃんは体感できない。 残酷だが、深淵に挑むというのはそういうものなのかもしれない。 冒頭の森を抜けてトコシエコウの群生地に到達するシーンでは、弱めの風が劇場内に満ち、空間が少し冷えることで開けた場所に出た感覚を覚える。 なるほどな、と思うも束の間、走るレグの顔面めがけてクオンガタリがぶつかり潰れるシーンでは少なめのミストが噴射され、顔にわずかな飛沫がかかる。 本当にわずかなのが逆に生々しい。 その後は比較的穏やかな展開が続き、姿の見えないレグとナナチを探すリコが階段を昇り、上昇負荷を受けるシーンが訪れる。 鑑賞する上で、最も気になっていたシーンの一つだ。 リコはゆっくりと階段を踏みしめるが、その時点では軽めの衝撃すらない。 しかし、砕けた奥歯を手に取るシーンで座席が一度揺れ、次いで頬が切れるのに合わせて左の首元からエアーが噴き出す。 ぎょっとしているところで空気が冷え、座席が円を描くようにゆっくりと稼働。 リコが自我と感覚を失うのに合わせてバイブレーションが徐々に強まるが、ある地点でぷつりと止まり、感覚の喪失を身をもって体感させられた。 深界五層「なきがらの海」が舞台でありながら、水が使われていたのは8割以上が体液や、それに準ずるものが飛んでくるシーンだったように思う。 冒頭のクオンガタリの汁もそうだが、カッショウガシラにボンドルド一行が襲われ血の雨が降るシーンで水が降ってきたのは、なかなかにこたえるものがあった。 同じくらい印象的だったのがフラッシュで、レグの火葬砲やボンドルドのスパラグモス、ギャングウェイといったビーム系の技を効果的に演出していた。 特に火葬砲に関しては、チャージ中の空気の爆ぜる感覚がより増幅され、発射までの緊張感を高めていた。 そしてクライマックスのレグとボンドルドの一騎討ちでは、座席が揺れる中でフラッシュと共に火葬砲が放たれ、ファーカレスが撃たれると首元をエアーが乱れ飛び、止めに砦水が崩れてバチバチ水が降ってくる。 まさに4DX全部盛りといった状態で、ともすれば肝心の映画に集中できなくなってしまいそうにも思えるが、ハイクオリティなアニメーションと音楽に合わさることで、ここまでで最高潮の没入感を提供してくれるのだ。 だが、個人的に最も素晴らしいと思ったのはその直後、プルシュカの回想シーンだ。 それまで激しく飛び交っていたエフェクトはほとんど消え、視点移動に合わせた緩やかな座席の稼働くらいになるのだが、エフェクトが急になくなることでより映像と音が際立ち、通常上映の時よりも深く没入できたように感じられた。 後半では幾度かこのような緩急のついた場面展開があったが、どの場面も没入を邪魔しない最低限レベルのエフェクトで、魅せ方の巧さはさすが『メイドインアビス』だと思わされた。 最後の最後には「プルシュカがこぼれちゃう」で大量のミストを噴射され、別の方面での『メイアビ』らしさも突きつけられたが。 注目したいポイントは他にもたくさんあるが、全体を通して『メイドインアビス 深き魂の黎明』の4DX版は、「ゲス外道」な部分も含め作品が持つ面白さをより強く感じさせてくれる出来であった。 もちろん観終わったら身体中の穴という穴から血が吹き出していたとか、ナナチのようなフワフワのぬいぐるみになっていた、なんてことはないので、ぜひともその「呪いと祝福」を劇場で体感してみてほしい。

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